新しい道が開くとき【BROTHERS CONFLICT】【フォルティッシモ】 (ページ36)

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右京「っ！」

？？「みんな、久しぶり♪…あら京兄、実家に帰って来ちゃダメなわけ？」

その女性は階段を下り私の方に近づいて来た。

？？「あなたが佐倉さんね。はじめまして、私は朝日奈光。ここの兄弟の四男よ(^^)」

直接見る光さんは、一瞬本気で女性じゃないかと思ってしまうくらい綺麗だった。

A 「はじめまして、佐倉Aです。よろしくお願いします」

光「話は聞いてるわ。はいこれ、プレゼント！開けてみて♪」

そう言ってウインクをしながら私に手に持っていた大きめの紙袋を差し出した。

紙袋の中には、新品のパンツやブラジャー、ヒートテック、靴下、パジャマなどの衣類が入っていた。

弥「プレゼント？！何もらったの？」

椿「なになに？俺も気になるんだけど！」

A 「(え？下着を見せろと？無理です。
普通に有難いプレゼントなんだけど…ニヤニヤしてこちらを見ている光さんはいったい何がしたいの？)」

光さんのことを少しだけだ睨む。
今ここで渡さなくてもいいんじゃないですかね？？嫌がらせですか？

光「あら、気に入らなかったかしら？」

A 「……いえ、とても有り難いのですが、これ全部光さんが用意してくださったんですか？」

光「もちろん。私が選んだんだから絶対似合うはずよ」

A 「は、はぁ……」

絵麻「あ！光さん、すみません急にお願いしてしまって…私が買いに行けばいい話だったのですが…」

光「いいのよ、気にしないで！女の子の服を選ぶのって楽しいのよね～。今日はこの格好してたから、すんなり下着売り場にも入れちゃったし！」

弥「下着？」

侑介「下着……」

侑介さんの顔が真っ赤になった。

そりゃそうですよ！いきなり何普通のトーンで言ってるんですか？デリカシーないの？？？

他の兄弟たちもビックリした上に、微妙な空気流れてますから。
兄弟みんな顔を赤くして、どんだけウヴなんですか？？

絵麻「ごめんね、Aちゃん。必要な物だと思ったから買ってきてもらったんだけど…」

A 「いえ！使わせていただきます。」

黒幕はまさかの絵麻さんだったとは。
なんも言えねー。