新しい道が開くとき【BROTHERS CONFLICT】【フォルティッシモ 】

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食卓に向かうと、今朝朝食を食べた時にも使わせてもらったお箸やお茶碗、そしてお椀などが朝日奈家の皆さんと同じ様に用意されていた。


弥 「Aちゃんは僕の隣の席ね！はい、ここに座って！！」



私の席の左隣に弥くん、右隣に絵麻さん、そして目の前に棗さんが座る。

椿 「あっ！弥、ちゃっかりAちゃんの隣座ってるし！」

梓 「ほんとだ」

弥 「僕がみんなの席を決める係だったからね！」

椿 「ずりぃ〜〜」

右京 「いいではないですか。これからも一緒に食事をするのですから(^^)」


右京さんが私を見てにっこりと笑いかけた。私も無意識のうち口角が上がっていた。

こんなに何気ない言葉が嬉しいなんて…



雅臣 「よし、みんな座ったね。それじゃあ、いただきます」


みんなで声を揃えて「いただきます」と挨拶をする。
こんなに大人数で食卓を囲うことのなかった私にとって、9人での食事というのはとても新鮮だった。


食事をしながら会話が弾む。弥くんは今日学校であった話をしてくれたり、椿さんもお仕事中に起こった出来事を(梓さんのツッコミ付きで)披露してくれた。

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