裏の世界… ページ7
きょーさんside
この場所は、おかしい。
そう、俺は確信した。なぜなら、13日の金曜日の世界なら…下手に探索すれば、ジェイソンに遭遇するはずなのに…そのジェイソンどころからアイテムも無い。
き「なぁ、らっだぁ…。やっぱ…おかしい。」
ら「やっぱり…きょーさんも気がついている?」
やっぱり…ということは、気がついているということ…。
き「ジェイソン…おらへんで…。」
コンちゃんが、言ったとおり…なにも無かった。
れ「おーい!らっだぁ、きょーさん!全員こっちに来て!」
遠くから、れうさんの声が聞こえた。
ら・き「はーい!」
急いで向かうと、そこには一枚の鏡があった。
れ「13日の金曜日の世界で、この鏡だけ…存在してなかった。つまり、本来の世界には…無い鏡…。」
き「存在していない?んな、馬鹿な…。」
ら「れうさんの言っていることは…正しいよ。僕も、一回も見たことない鏡だよ。」
み「不自然だね…。というか、この鏡だけ…明らかに真新しい。待って!この鏡動きそう。」
みどり君が、鏡に手をかけようとした瞬間に…コンちゃんの叫ぶ声が聞こえた。
コ「らっだぁ!?!今すぐそこから離れて!もう、“作品が変わってる”!」
ら「作品が…変わってる!?!んな馬鹿な!?!」
急いで、俺達は外に出た。すると………
ら「なんだ……ここ……。」
─
─
コンタミside
れうさんの声が聞こえたから、僕も…急いで向かおうとした。しかし、突如この世界に異変が起きた。まるで、データを上書きしたかのように……周りの風景が変化し始めたのだ。
コ「どういうこと…?何で変化が…。」
すると、らっだぁ達がいる近くに大きな影が歩いているのが見えた。
コ「あれは…ジェイソン?いや…違う!あれは──」
僕は、直ぐに行動した!
コ「らっだぁ!?!今すぐそこから離れて!もう、“作品が変わってる”!」
─
─
らっだぁside
コンちゃんに言われて、直ぐにその場から離れた。しかし、目の前に広がった光景は想像を絶するものだった。
椅子や積み上がった資材の山…それが至る所に置いてある不気味な場所。建物の形も変わり…廃墟みたいに廃れたものばかり…。
ら「なんだ……ここ……。」
き「どーゆーことだ?ここ…まるでidentity5みたいやないか…。」
identity5…そういうことか…。
どっかの誰かが…この世界を変えた訳か。僕たちを消すために。
そんな考えが急に浮かんできた。
ら「一先ずは、脱出だ!」
─
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作者名:ナハト | 作成日時:2018年10月20日 20時