ひなた ページ2
暖かな風が僕を優しく包み込む。
まるでこの風が僕の不安を全部
かき消してくれている様だ。
「Aさん!
やっと見つけた、早く帰りましょう?」
はっきりと透き通った声が辺りに響き渡る。
僕はその声を聞いて思わず笑みがこぼれた。
『ったく、君には僕の居場所が
分かるような特別な力でもあるんですか?
僕だって一人で過ごしたい時もあるんだぞ?』
僕がそう問うと彼女は不思議そうな顔をしていた。
「好きだから、かな…?
そういえば一人で過ごしたいって
この前も言ってたけど
そんなに私と居たくないのかしら!
そうだとしたらもう良いです。
絶交です。 」
次はプンプンしだした。
本当感情豊かなんだな、和美は。
流石僕の和美、可愛すぎる。
『そんなわけないだろ。
お前は自慢の恋人だ。
出来れば早く結婚したいとも考えている。』
和「そっ、それは気が早いんじゃ…。」
照れている和美も愛らしい。
そんな彼女と接吻した。
自分にとって和美は生涯の宝物なんだ。
いつかは和美を守れるような立派な
男になれるのだろうか。
これからの未来が不安なんだ。
でも何故か和美の美しい顔を見ると
なれるという確信を持ててしまう
『さぁ、帰りましょうか。』
俺達は手を繋ぎ家へと向かった。
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作者名:ぽんず | 作成日時:2023年1月15日 19時