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三年生 ページ5

三年生にもなると、人数が少ないので、
実技は合同でやることが多かった

「A今日はろ組と一緒だよ」
「孫兵…僕の身長わかってて言ってるかな…」
「わざとじゃないよ」
嘘つけ、キラキラした笑顔じゃん

校庭には、三年生がいて、その中でも背の低い僕は
まるで森にいるように感じる
左門より低いから、尚更、周りが大きく見える
孫兵は僕の手を引いて、歩いてくれる

「ヤッホー孫兵、A」
「お前達、遅いな!」
「三之助!左門!お前らは動くな!」
相変わらず、方向音痴の二人は腹に縄を括られている

「作兵衛はもう疲れているな…」
「こいつらは、いっつも急に動くから、
 慣れないんだよ!慣れれねぇんだよ!」
「どうどう、縄をちぎろうとしてるよ」
さっきまで寝てたジュンコは作兵衛の声で起きて
孫兵の肩に戻った

「全員いるなー?、今日は言っていた棒手裏剣の
 テストをする」
先生が来ると
みんな静かになって、先生の話を聞いている
僕は聴きながら、山を眺めた


「Aさー、体育委員入らない?」
三之助の勧誘を受けるが
「僕は良いや、火薬委員会が良いもの」

「じゃあ、左門はどう?一緒にバレーしよう」
「じゃあとはなんだ‼」
「一緒にバレーしよう」
左門は答えずに、視線だけ別の所を見ている
「そこの五人あと二往復!」
「「はい‼」」
「橈A!!!!」
「…はい」
…チッ

テストが終わると裏裏山まで十往復という授業
しかも、薬草を毎回見つけて取ってこなければならない
後で保健委員が確認して、添削する
あー、数馬がいてくれたらとか思う

「連帯責任とか…先生の鬼だろ…」
「サボる奴等がいるからだろうね」
「作兵衛を見習え…そうすれば休もうなんて起きない」
「俺は、それ褒められてるよな?」

三年生→←三年生



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黒糖さんでーす - 面白かったでーす更新頑張って下さい。続きが気になります (2023年3月1日 9時) (レス) @page14 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し | 作成日時:2020年11月15日 17時

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