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三年生 ページ13

実技のテストが終わると
筆記のテストが近づいてきた
「…テストとかダル」
「そんなこと言って、Aは三年間い組じゃないか」
「「そーだ、そーだ」」
藤内の言葉に左門と三之助の声が揃う
「…勉強とかなんでするんだろう」
僕がボソッと呟くが誰も拾ってはくれなかった

結局藤内の予習病に付き合わされ、絶対要らないところまで勉強させられた
「…もー、今日は勉強しない」
「なんでそれでい組なんだ?」
「…いや、…僕は読んだ方が覚えるってこと知ってるから」
この前あった立花先輩に誉めれたい藤内は
今回のテストは本気でいい点数を取りたいらしい
だから、こんなにも必死で勉強してる
「藤内は、自分は何が得意で、何が不得意なのかしっかり把握してるのか?」
久々知先輩から貰った杏仁豆腐を口に運ぶ
うん、やっぱり先輩の作ったやつが美味しい
「…おれは何が得意なんだろう?」
「知らねぇのかよ」
僕は級友たちのやり取りを食べながら聴いていた

「でも、本当にAは忍たまの友を読んでいるだけだね」
孫兵にそう言われても僕は忍たまの友から目を離さない
「僕は読んだ方が覚えるやり方に変えれたからね」
「…確かに、一年生の時とかよく書いて覚えてた気がする」
「木下先生に注意されてから、頑張ったんだ」
“書いて覚えるのはいいが、いざという時は敵にも情報を教えることになるぞ”
顔が怖いと言う人は多いが、僕は親近感を覚える
「いつか、木下先生に凄いって思われるような人になるんだ」
「そこは忍者じゃないんだ」
孫兵がおかしそうに笑うので僕は布団をかぶった

「…やった!前より上がってる!」
「僕は変わらないなぁ」
「上位にいることは変わってないじゃん」
三之助はそう言うと雑に頭を撫でてきた

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黒糖さんでーす - 面白かったでーす更新頑張って下さい。続きが気になります (2023年3月1日 9時) (レス) @page14 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し | 作成日時:2020年11月15日 17時

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