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番外編 ページ42

「私とこいつが?」
学園長からの呼び出しで
庵に来てみれば御使い

という名の山賊退治
「よろしく頼むぞ‼」
そう言うなり庵から追い出された
チッ、断りたかった

「しゃーない、作戦練るか
竹谷さんの部屋行っても大丈夫か?」
「めっちゃダルそうだな、別に構わないけど
あと、さん付けはいいよ」
私は頷いて竹谷を見る、こいつ解ってない
察しが鈍そうなので、砕いて説明してやるか
仕方ない、私は優しさで溢れてるからな
嘘、時と場合によりけりです

「女子に見られたくない物とか
ちゃんと隠してるか?ということだよ」
「な!ゆっくり来てくれ‼」
顔を赤くするなり、走って行った
やはり分かっていなかったようだ

.
.
柱をノックし、声をかけると
竹谷が出てくる
「遅かったな」
「ゆっくりつったからゆっくり来てやったんだ
感謝しやがれ」
威圧的な態度をとるが
竹谷は笑って部屋に入れる

「竹谷、お前はいくつ知っている?」
「二、三件だな」
「場所は?」
そんな感じで真面目に作戦を練った


「っし、じゃあ明日は一日かけてやるか」
「おう!それにしても野平は以外と真面目なんだな
それに話しやすいし」
「あ”あ”ん?普通に真面目だわ」
「ははっ全然怖くねー」
なんか竹谷が馴れ馴れしくなってるが
知るか、んなもの

部屋から出ようと立ち上がると障子が開いた
そこには、久々知、不破あと学級委員の奴等
「おほー、どうしたお前ら」
「うげぇ、タイミング最悪だろ」
「「Aさん‼」」
私の声は聞こえてないのか、
不破と久々知は嬉しそうに笑う

「え、なんで八左ヱ門と?」
「学園長の御使い頼まれた」
「何を頼まれたんだ?」
「おい、竹谷余計なこと話すなよ」
「なんで、八左ヱ門は呼び捨てなんだよ」
「僕達の方が先に知り合ったのに」
余計なことを言ったのは私か
久々知さんと不破さんが詰め寄ってくる

「あ”ー、はいはい不破と久々知ね」
めんどくせぇ、変な気力使って眠い
「俺、勘右衛門、勘ちゃんって呼んでよ」
「お前は尾浜で十分だろ」「酷〜」
「どうせ、他のくの一に呼ばれてんだから
それで良いだろ、欲張りかよ」
「なんか、Aさんよく話しますね」
頬を膨らませる不破

その頬を突っつくと不破は何故か照れた
「あ竹谷、明日遅れるなよ」
「おう、もし遅れたら?」
「置いてく、私は気が短いからな」
笑ってその場を去った

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作者名:名無し | 作成日時:2020年4月24日 17時

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