卒業 ページ35
「私と麻代ちゃんは
君達と同じ歳でくの一になったんだ」
「そうなんですか‼」「はじめて知った」
リアクションがいいな
「それで、一年早く入って私達
六年生の分まで習い終わってるから
卒業出来るの」
「試験を合格しないといけないけど
この時期にこんなこと言ったら悪いね」
忍たまは続くかもしれないが
その前に卒業してしおうと思ってる
「そうなんですね、」
一段と落ち込んでるのはきり丸
「卒業しても、麻代ちゃんは
遊びに来そうだね」
「その時はAちゃんも
引きずって来るから
三人とも元気出して、ね?」
麻代は三人の頭を撫でてるから
私は二人のお盆を返す
「その時は、顔だしてね」
おばちゃんがそう言ってくれる
「はい、暗い顔するなよ
これから放課後だぞ」
パッと、顔を輝かす
「またね乱太郎、きり丸、しんべえ」
私が先に出て、あとに麻代がつく
「私は、おかん達みたいに
旅人になろうかなって思ってる」
「私もそうしようかな〜」
私はそう言ってくれる麻代にデコピンする
「私は、先生が向いてると思うよ
後輩が出来てから勉強教えてたじゃん」
「でも、シナ先生みたいには...」
私は後ろで手を組む
「別にならなくて良いんだよ
麻代ちゃんが普通に教えてたら
それが先生の姿なんだよ」
私はまた歩きはじめる
麻代は立ち止まったまま
「つまり、どういうこと?」
「麻代ちゃんは誰にもなれないってこと
自分で、教えかたを見つけるんだよ
ここには沢山のお手本があったじゃない」
「ありがとう」
麻代は、シナさんを探しにいった
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作者名:名無し | 作成日時:2020年4月24日 17時