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むらびと ページ3

「Aちゃん、麻代ちゃん、こんにちは」
「こんにちは‼」
「こんにちは、一つもちます」

村の人は、みんな
麻代と私に話しかけてくれる
それに村の最年少は私達だ

畑仕事、縫い物
荷物を持ってたら、手伝い
色んなことを教わる

一度聞かれたことがある
「別に、いいんだよ?」

でも、私はしたいからしている
そう言うと
「ありがとう」と言われ
頭を撫でられた


私が住んでいるところは
山と海に囲まれている
でも子供は
海に行ったら行けないと
言われている

だから
「Aちゃん、行こう」
「うん」
村や丘に行くしかないのだ

おとんやおかあに聞いても
わからないらしい

麻代は冠を作る手を止め
一点を見つめてた
私も、視線の先を辿るが
そこには、雲一つない青空

「Aちゃんはなんで
海に行けないのかわかる?」
「わからないけど、今が楽しいからいい」

「そっか、そうだね‼」
ポカンとしたあと
ニコッと笑い、また手を動かした
聞いちゃいけないことはわかってるから

「眠たい」
「二人で寝よ!」
「うん、おやすみ」「はやっ!」

私は、自然の音を聞いてると
いつの間にか寝ていた

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作者名:名無し | 作成日時:2020年4月24日 17時

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