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乙女ゲーム41 ページ41

部屋に電話が鳴り響く
一回目で目が覚め、二回目で出れた
「どちら様ですか」
「おはようさん!」
電話を通して明るい声が響く
「朝っぱらからなんですか、コネシマさん」
「今日、十一時にゲームセンターで待ち合わせな‼
 打ち上げすんで」
ガチャと切られ、時計を見れば九時過ぎ
寝ようと思えば寝れるが遅れるのも怖いので起きた


早めに出てゆっくり歩いてると、本屋さんが目に止まった
時間まで余裕があるので本屋に入る
外は洋風だが、中は和風でギャップがささる
店内を回っていると、ずっと探してた本を見つけた
迷わず買い、買った本を見てニコニコしてると声をかけられた
「……エーミールさん」
「合ってますよ」
ニコニコしてる彼は四年生のはず、来れたんだ
「エーミールさんも本屋に行こうとしてました?」
私の袋を見るエーミールさん
「はい、本を取ると読む手が止まらないので
 止められているんですけど、癖で」
「わかります、本屋に入らないという選択肢はないんです」
私がそう言うとエーミールさんも賛同してくれた
流れで一緒に行こうと誘えば元気よく返事してくれた
話してみてわかったのは、結構話すことが好きなようで
私も楽しく聞いていた
ゲームセンターのところには兄さん、しんぺい神さん
オスマンさん、ひとらんさん以外が揃っていた

「ひとらんとオスマンは遅れるらしいから
 先に行っておくぞ」
グルッペンさんを先頭に各自適当に歩いてる
彼等がお店に入ると店内がキラキラして高級店に見えた
ぜひキラキラフォルダーをしまっていただきたい
「Aさんは俺の横な!」
フード被ったゾムさんに腕を引かれ隣に座ると
皆さんの顔が引き攣った

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作者名:名無し | 作成日時:2022年2月26日 15時

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