乙女ゲーム3 ページ3
「ねぇ〜、僕達此処に座ってもいいかな〜」
「良いよ、アウォ・Aです
よろしく」
教室の席は変わっていて、三人一組で座る
勿論、自由席なので誰とどこに座るのも自由
しかし、今日から授業が始まるので
コミュニケーションが取れる関係になりたい
「僕はハーバー・アロン、アロンって呼んで〜」
「俺はローフェイ、よろしク」
うん、かっこいい
アロンとローフェイと話すがナレーションは反応しない
故障しているのか?
「ねェ、Aって呼んでも良イ?」
「勿論、アロンくんもそう呼んでくれると嬉しい」
「え、良いの〜?ありがとう〜」
距離の詰め方凄くない?
ナレーションがこれで反応しないのが疑問なんだが?
この人達攻略対象じゃないってことか?
つまりモブ?それとも乙女ゲームじゃなかった?
「どうかしたの〜
急に考え込んだりして〜」
「初日から忘れ物してないか、急に不安になった」
「一番前に座ってて度胸あるね〜
忘れてたら一緒に見よ〜」
「アロンくんの優しさに感謝」
いや、妹が見せてきたヒロインと私の容姿は同じ
だから間違えてる筈はない
耳にタコが出来るほどオタク特有の早口で語られたのだ
何故キャラクターを覚えてないんだ、私‼
「もっとしっかり聞いていれば良かった…」
「Aもグルッペンさんのファンなの〜」
「……えーと、
入学式の時最後に出てきた手の綺麗な人のこと?」
「覚え方が独特だナ、生徒会長さんだヨ」
「あー、ね、生徒会長さんね
ファンじゃないです」
二人は顔を見合わせて小さく笑った、かわよ
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作者名:名無し | 作成日時:2022年2月26日 15時