無題(タイトル募集) (ページ9)

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3日後、医局で書類を書いていると訪ね人が。
救命とは違った青色のスクラブを見れば1発で小児科と分かる。

新堂「白石先生。こんにちは。」
白石「あ、新堂先生。お疲れ様。」
新堂「Aちゃんの地固め療法どうしますか？」
白石「あ、決めないとね……。」
新堂「迷っているのですか？」
白石「うん……移植ってこれまでよりも1層辛いじゃない？
決断できないのよ…。」

新堂「大丈夫です！」
白石「へ？」
新堂「Aちゃんは強い子なので大丈夫です！
Aちゃんは必ず治して白石先生みたいなお医者さんになると言っていました。だからどんな辛い治療も乗り越えると言ってました。治療で辛いのにたくさんお勉強していました。偉いです。強いです。」

白石「そうね……そうだよね。新堂先生ありがとう。」

新堂先生は首を傾げていたけれど、心の底から感謝の意を伝えたい。おかげで決心が着いた。

そして、寛解導入療法から数日後。

瀬戸「検査の結果寛解状態といえると思います。」
白石「本当ですか！良かった。」
瀬戸「早速なんですけど地固めどうしますか？」
白石「造血幹細胞移植でお願いします。」