無題(タイトル募集) (ページ3)

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冴島「おかえりなさい。用意できてます。」
白石「ありがとう。A、仮眠室で休もうか。でもその前に採血だけさせてくれる？大丈夫、冴島さんだから痛くない。」
『ん…わかった。』

冴島「採れました。迅速で回しますね。……点状出血がみられました。」
白石「そっか、ありがとう。」

医師として、そして母親として第六感が
危険信号を出している。

採血結果が出るまで1時間ほど。
不安で不安で仕方がなかった。

ピコン
Aの採血結果が出た通知だ。

白石「緋山先生、ごめん。一緒に見てくれる？」
緋山「うん……わかった。」

思っていた通りの結果だった。

緋山「白石、大丈夫……？」
白石「大丈夫、まだ確定じゃない。」
「冴島さん、局所麻酔での骨髄穿刺の準備してくれる？」
冴島「分かりました。」

私と緋山先生で仮眠室に足を運ぶ。
白石「Aー、ごめんね。ちょっと体触らせてね。」

私だけじゃ正常な判断ができるか不安だったから緋山先生にも診てもらった。

緋山「首のリンパ節の肥大。それから脾臓も肥大してる。」
白石「身体所見は同じだね。」
「A、ごめんね。1つ検査を受けてほしい。」
『痛い…？』
白石「うん……。だけどすごく大切な検査なの。｣
『わかった……お母さん、そばに居てね。』