目黒の姉と弟は。 (ページ9)

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ホワイトデー。ページ9

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今日はなんと！！！待ちに待ったホワイトデーです！
そういうとこは私も意外とちゃんとしてて。弟たちにはしっかり渡しました。2人が好きなブラウニーを。
今年は何が返ってくるかなぁ～。

凛「Aちゃん」

『んー？』

凛「はい、バレンタインのお返し」

『うそ！わーい！凛、ありがとう～！』

凛「ほぼこれ目当てに渡してるでしょ？笑」

『凛にはそんなことないよ？？』

凛「蓮くんにはそうなんだ、笑」

『凛さん、今年はなんですか！』

凛「リップ、MACの」

『うぇ？！そんな高いものじゃなくていいのに～』

凛「いつもありがとうの気持ちも込めて～」

『凛ー？お菓子のお返しなんだからお菓子でいいんだよ？』

凛「じゃあ、それ要らないの？」

『いや、これは有難く頂戴する』

凛「じゃあ、大事に使ってね～」

『凛、ありがとう～！！』

まさかの凛からMACのリップを頂きました。この色、私が欲しいって言ってた色だ。凛には言ってないのに、よく聞いてんな～、笑あ、蓮はちなみに今日もお仕事行ってるから今は家に不在～。

ママもパパから貰ったみたいで目黒家の女たちはテンション爆上がり。ママもルンルンで夕飯作ってるし、あぁ、こういうとこ似てんなって思ったよね。

蓮「ただいまー、」

凛「蓮くん、おかえり～」

蓮「凛、ただいま。ってお前、今日休みか」

『おかえり。日曜ですー、休みですー』

蓮「あ、そういえば、これ」

帰ってきて、おかえりって言ってまだ何分も経ってないのに渡されたのは少し大きめの袋。まぁ、多分ホワイトデーのお返しなんだけど、いつも以上にでかい。

『うわ、なんでこんなでかいの？』

蓮「要らねぇーなら俺貰うけど？」

『いやいや、要らないとは言ってないから』

蓮「とりあえず開けてみ」

言われた通りに開けてみると、まさかの靴。しかも、私が少ーしだけ気になってたもの。最近着る服装に合うかな～、なんて悩んでたもの。

『蓮！これ！』

蓮「なんだよ、気に入らなかった？」

『違う！気になってたの！なんで知ってんの！』

蓮「だてに双子やってねーよ」

蓮「最近のお前の服装に合うかなって思っただけ」

『しかも、サイズもぴったりじゃん…』

凛「蓮くん流石だね～、」