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前半で消耗した栗松、土方、にーにの3人に代わり、明王ちゃんと次郎ちゃんと私が入る
「AがDFか……なんか違和感あるな」
ポジションに付けば一郎太がポツリとつぶやく
そりゃあ私だって違和感ありありよ
「でもここが今回の私の居るべきポジションなんだよね」
試合に出してくれたってことは、試合の中で見つけろってことだよね
―――――――私の良いところってやつをさ
「A、頼んだぞー！」
いつもより近くで聴こえる守の声に、任せてと返す
やることは沢山あるんだから、1つずつ攻略していかないとね
後半が始まると一郎太と次郎ちゃんが、ダブル司令塔の指示通りに中央を開ける
「無敵の槍」
「飛鷹、狙うのはシュートの瞬間だぞ！」
明王ちゃんがそう言う
イナズマジャパンはゴール前にDF4人と有人と明王ちゃん、6人並んでいる
はっきりいって異様な光景だ
無敵の槍でエドガーを護るようにしていた3人がはけた瞬間、エドガーが1人になった瞬間に突っ込む
が、私はかわされてしまう
まぁ司令塔さん達の考えならそれが正解みたいなんだけど
「真空魔」
私の後ろにいた飛鷹がボールをカットしたことにやり、無敵の槍を攻略することが出来た
「Aボールを相手に渡すな」
有人の指示にわかってますよ、と頷いてヒロトにパスを出す
あとは有人と明王ちゃんの指示に従ってパスを繋げていく
修也と竜吾ちゃんがゴールに向かって走るもこれは囮で、明王ちゃんがヒロトにパスを繋げる
「流星ブレードV2」
ヒロトのシュートは相手GKに止められてしまう
おしいけど、上手くナイツオブクイーンを封じ込めることができている
有人と明王ちゃん、二人の天才司令塔がいることで使える必殺タクティクス
同じようにしてもう一度攻め上がり、今度は虎丸がシュート体制に入る
「これならどうだ。行くぞ！」
そう言って新必殺技を披露する虎丸
7本の剣でボールを囲んだそれは見事ゴールに突き刺さり同点になる
「虎丸！やったね」
「わっAさん！痛いですよ」
すごいじゃん、と虎丸の髪をワシャワシャと撫でていると修也と一郎太によって引き剥がされる
「ちょっとなに」
「ポジション戻るぞー」
「虎丸ー！！」
大人しく戻ってくださいと言わんばかりに手を振って来る虎丸を軽く睨んで、一郎太に引かれるがままポジションに戻る
続く
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作者名：よっしー | 作成日時：2023年12月22日 8時
