暗殺者、ヒーロー目指すってさ LEVEL-2 (ページ42)

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はちじゅうななページ42

相澤先生から赤点は出たが全員林間合宿に参加することが告げられた

いやぁ、そのときの上鳴くんの顔と言ったらもう……笑いが止まらなかったわ

「じゃあさ！明日休みだし、テスト明けだし…………ってことで、A組皆で買い物行こうよ！」

気付けば放課後、透ちゃんがそんな事を言い出していた

「あーごめん！明日は先約あるんだ……」

両手を顔の前で合わせて、ごめんとポーズを取る
明日はイトナに頼んでいたものが完成したみたいだから、取りに行かないと

林間合宿までに間に合って良かった……というか、間に合わせてしまうところが流石だ

「悪い、待たせた」

「おはよ、イトナ。今来たところだから」

そう言い、待ち合わせ場所の駅のロータリーから歩き出し近くのおしゃれなカフェに入る

「ココアとイチゴオレとチョコレートパフェお願いします」

席につき、注文を済ませるとイトナが机の上にあるものを乗せる

「これ、頼まれてたやつ。
ここ押すと……こうなるから」

実際にボタンをおして説明してくれる

「流石イトナ！想像以上だよ、ありがとう」

にっこりと微笑んでそう言うと、ふいっとそっぽを向かれる

「別に、暇だったし」

「あっれぇ～照れてるのかなぁ～」

ほっぺたツンツンしてふざけていたら、丁度店員さんが注文したものを運んできてくれたところだった

……いや、恥ずかしいんですけど