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高速を駆け抜け奈良に到着してそうそう、奈良しか公園の入り口で降ろされる
総理が連れ去られ、巨鹿像も破壊されたからか
流石に公園は封鎖され警察がたくさん居る
「中には入れそうに無いでヤンスね」
監督が警察の人に頼み込んでいるが、入れてくれる気配はない
「俺、お巡りさんに頼んでくる！」
キャラバンで待つよう監督に言われたのにも関わらず飛び出して行った守に若干呆れていると、夏未が電話をかける
「もしもし、場寅？お父様に繋げて」
「入れて良かったッス」
夏未が理事長に頼んでくれたおかげで園内に入ることが出来た
「どんだけ顔が広いんだよ、理事長って」
「理事長が居れば行くところ敵無しかも」
飛鳥の言葉に頷きつつ、破壊された像を見つめる
「よし、必ずヤツらの手がかりを掴むぞ！」
「おー！」
何人かに分かれてエイリア学園の手がかりを探している、のだが
「何も無いじゃない！」
「絶対、何処かにあるって！」
守にそう言われ、頬に空気を入れつつ「根拠は？」と聞いてみる
「無い！」
「……無いんだ」
ズコーっと転けそうになりながら呆れていると遠くから
「あったッス！」
と言う壁山の声が聞こえてきた
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作者名：よっしー | 作成日時：2022年8月17日 7時
