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「みんな……」
あの後、怪我の酷かった真一やマックス、仁や少林、宍戸は稲妻総合病院に入院してしまった
「よ、大丈夫か？」
「一郎太……うん、大丈夫」
翌朝、呼び鈴を鳴らしてきた一郎太は雷門に向かうと言う
今朝のニュースは中学校破壊事件で話題沸騰
それによって夢ではなく現実であることがはっきりした
「昨日帰りのバスで何か言おうとしてただろ」
「え……」
俯きながら無言で歩いているといきなり話題を振られる
ああ、そう言えばそうだった
「うーん、忘れちゃった！きっとどうでもいい事だったんだよ」
「ならいいけど……」
思い出したらいつでも言えよ、なんて言ってくる一郎太に少し罪悪感を持ちつつも
"サッカーを辞める"という決意にまた少し鍵をかけることにした
「俺はエイリア学園を許さない。サッカーは何かを壊したり人を傷つけるためにやるんじゃない。宇宙人に本当のサッカーが何か教えてやる！」
「俺もだ、やろう円堂」
「俺もそのつもりでここに来た。もう一度やつらと戦おう。そして勝つんだ」
「よし、やろうぜ！」
雷門に着きみんなと合流すると、守と修也と有人が3人で盛り上がっていた
私達もいるよ、と声をかければ振り向く3人
「全くお前は……相手は宇宙人だぞ？
いつもの調子で"やろうぜ"はねぇーだろうよ」
竜吾ちゃんがそう言うと笑う守
「どんな相手でも、一歩も引かない。それが円堂だよな。
引かないぜ、俺も」
一郎太が
「雷門イレブンの新しい挑戦だね」
一哉が
「入院しちまった半田やマックス達のためにもな」
飛鳥が
「俺達本当に宇宙人と、戦うでヤンスね」
栗松が
「俺だって雷門イレブンッス。やるッス」
武者震いしながら壁山も
「宇宙人に勝利するとなると、これは歴史に残りますね。
僕も力をお貸ししましょう」
目金も
「……私もやるわ。
大切なモノを、サッカーを守るために」
皆が宇宙人と戦う決意をする
「待って、時間がないわ。
怪我している皆の回復を待てる？
戦うメンバーが足りないのよ？」
「だけど、やらなきゃ！」
夏未の言葉に守が言うと「そうだ！やらねばならん！」と声が聞こえる
振り向くとそこには、響木監督と火来校長が
「ついてきなさい」
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作者名：よっしー | 作成日時：2022年8月17日 7時
