雷門中の最強少女Part2 (ページ40)

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「俺達は―――」

トロフィーを掲げた守に続いて「日本一だ！」と全員で声を揃えて言う

「日本一……夢みたい！」

まさか、あの弱小チームが日本一になるなんて

一人で感激していると守が修也に

「早く病院に行ってやれよ。夕香ちゃんに報告しなきゃ」

そう言ってウィンクする
修也は頷いて、守と固い握手を交わす

雷門へ向かうバスの中、皆で盛り上がっている

「そういえば、一之瀬も土門も、何で急に飛び出して行ったんだ？」

一郎太が隣に座る守に聞く

「ほら試合が終わって直ぐに、木戸川の西垣から電話があったじゃないか」

「そうそう。それで二人とも、報告に行ってくるって言ってたわ」

続けて秋が補足するとそう言うことか、と納得した様子の一郎太

「けどよ、勿体無いよな。
インタビューとか写真とか、全部やってから行けば良かったのによ」

「良いじゃないか！アメリカの頃からの親友なんだからさ。
一番に優勝の喜び、伝えたいってことだよ」

「そうそう、それに写真は後で合成出来るじゃない。
集合写真で欠席したときみたいに丸く切り取られたりするんじゃない？」

竜吾ちゃんの言い分に守と共に反論する

優勝後のインタビューは全国放送され雑誌にも掲載されるそうだ