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「DFは攻撃陣を徹底的に狙え。
オフェンスは守備陣を」
照美の指示で世宇子はみんなを薙ぎ倒しながら進んでくる
「キーパーは重点的に」
守はシュートを防ごうとマジン・ザ・ハンドを出そうとするが、失敗
「こんな奴等にどうしたら勝てるのか、そんなのわからない……解っていることは
絶対諦めないことだけ！」
そう言って立ち上がる守に、世宇子はもう一度シュートを打つ
「諦める訳にはいかないんだ！」
守がそう言ってまたも立ち上がると、照美はボールをいきなり外に出す
そして世宇子中は優雅に水分補給を始める
「全員で給水。そう言えば試合前にも……。
まさか、あの水に何か秘密があるんじゃ？」
影山ならやりかねないと、試合再開のホイッスルが響く中考える
あの水が仮にもドーピングだったとしても証拠がなければ意味が無い
ふとベンチを見ると、マネージャー三人が居なくなっている
「まさか……！」
「どこを見てるんだい？」
しまった！
居なくなった3人に気を取られているうちに、相手がすぐ近くまで迫っており吹き飛ばされる
「試合続行不可能という事で、この試合世宇子中の――――」
主審が"勝ち"そう言おうとすると守が立ち上がる
「しかし、君だけでは……」
「そいつだけじゃない！」
「そうだ！」
「まだまだ戦える！」
修也の言葉をはじめとし、皆が立ち上がる
「守は何度だって立ち上がる……
倒れる度に、倒れた分だけ強くなる……
照美、あなたは守の強さには絶対に敵わない！」
信じられないという顔でゴール前に立っている照美に言う
「では試してみよう。
ゴッドノウズ」
照美がシュートしようとしたところで運良く前半終了のホイッスルがなった
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作者名：よっしー | 作成日時：2022年8月17日 7時
