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「いよいよ始まるんだな、決勝が！
皆とこの場所に立てて、信じられない位嬉しいよ！
俺、このメンバーでサッカーをしてこれて、本当に良かった。皆が俺の力なんだ」
守が笑顔でそう言いアップを始める
「……今回で終わりにする。絶対勝つんだ」
いつにも増して強く光る石を見つめて呟く
これで終わり、この石に頼るのも。
サッカーするのも
間もなく試合開始という実況の声で円陣を組み、守が一言放つ
「いいか皆。全力でぶつかれば、なんとかなる！
……勝とうぜ！」
「おう！」
世宇子のキックオフで試合が始まるが、照美は全く動く気配がない
修也と竜吾ちゃんがボールを奪いに行く
「君達の能力は解っている。僕には通用しないってこともね。
ヘブンズタイム」
照美が指をならしいつの間にか2人を抜かす
そして再び指をならすと、修也と竜吾ちゃんが吹き飛ばされる
そして一哉と有人、飛鳥と壁山までも吹き飛ばされあっという間にゴールの前にやってくる
「来い！全力でお前を止めて見せる！」
「天使の羽ばたきを聞いたことがあるかい？
ゴッドノウズ、これが神の力！」
「ゴッドハンド」
「本当の神はどちらかな？」
ボールは守ごとネットに突き刺さり得点を許してしまう
ゴッドハンドがまったく通用せず、みんな唖然と立ち尽くす
「わかったかい？
これが君が愚かにも勝とうとしていた、敵の強さだよ」
「円堂！」
一郎太達と共に守に駆け寄る
なんとか立ち上がる守だが、グローブはもうボロボロになり手が震えていた
「円堂？たった一度のシュートで……」
「ああ、凄いシュートだった。でも、次は止めて見せる！」
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作者名：よっしー | 作成日時：2022年8月17日 7時
