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決勝戦当日
フットボールフロンティアスタジアムには閉鎖の文字
皆が疑問に思っていると夏未の電話が鳴る
「誰からだ？」
守が電話を終えた夏未に聞く
どうやら大会本部から、急きょ決勝戦の会場が変わったと連絡があったようだ
「変わった？変わったってどこへ？」
「それが……」
守が夏未に聞いたと同時に頭上から音がし、見てみるとそこにはどういう技術なのかスタジアムが浮いていた
「まさか、決勝戦のスタジアムって……」
夏未を見ると黙って頷く
嘘でしょ……試合中に落ちたりしないよね？
「ここが、試合会場？」
「決勝当日になって、ゼウススタジアムに変更。
影山が手配したんだろうけど、どういうつもりかしら」
ゼウススタジアムに入るとそこにはちゃんと芝が広がり、観客席まで用意されていた
「円堂、話がある」
突然そう言うと響木監督は話始める
「大介さん。お前のおじいさんの死には影山が関わっているかもしれない」
「じいちゃんが、影山に？」
「ああ」
試合前にこんなこと言わなくても……と監督の方を見る
まさか監督は守を試しているの？
ワナワナと震える守の肩に、修也が手を置く
「監督。みんな。こんなに俺を思ってくれる仲間。
皆に会えたのは、サッカーのお陰なんだ。
影山は憎い！けど、そんな気持ちでプレーしたくない。
サッカーは楽しくて、面白くて、ワクワクする。
一つのボールに皆が熱い気持ちをぶつける、最高のスポーツなんだ！
だからこの試合も、俺はいつもの"俺達のサッカー"をする。
皆と優勝を目指す！サッカーが好きだから！」
「守らしいや」
「さあ、試合の準備だ」
監督がそう言うとロッカールームに皆で向かう
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作者名：よっしー | 作成日時：2022年8月17日 7時
