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今日も今日とて練習練習
「誰、そしてなぜ秋と熱い抱擁を？」
「うわ、A。どこから湧いてきたんだよ」
部活に来る途中で担任に捕まり雑用を押し付けられ、やっとのことグラウンドに来られたと思ったら
秋は知らん男に抱きつかれてるし皆はそれを眺めているし、声をかけたら真一は驚いているし
一体なんなんだ、どうなってるの？
彼は秋と飛鳥のアメリカ留学時代の知り合いにして、アメリカジュニアリーグ代表候補とも言われている天才日本人、一之瀬一哉らしい
先程から守とPK対決を1時間やってみたり、飛鳥も含めた3人で100回以上連携技の練習を繰り返していた
「あら秋ちゃん、いい所に来たわ。お料理手伝って」
「秋、ごめん。私も一哉の話聞きたいから任せた」
放課後、一哉が守の家にいると聞きつけ一郎太とお邪魔しに来た
のは良いのだが、既にサッカー部全員集合で守ママにおにぎり作りの手伝いを言い渡されたのであった
その場を今し方やってきた秋に任せて階段を登る
「私も入れて」
守の部屋のドアを開けて部屋に入ると一郎太と修也が間を開けてくれる
のでそこに座ってみんなの話を聞くのであった
翌日、一哉が午後の飛行機で帰るらしくそれまでにトライペガサスを完成させようと守たちが意気込んでいた
「思い出したの、ペガサスが飛び立つには乙女の祈りが必要だって。
私が目印になる。3人が1点で交差できるようにポイントに立つわ」
秋がそう言ってポイントになる所に立つ
「いくら信じてるとはいえ大丈夫かな、私代わってこようかな」
「Aが人一倍焦ってるの珍しい」
「可愛い乙女を危険に晒す訳にはいかないんだ！」
「はいはい、Aちゃんも可愛い乙女だから大人しく見守ってようねぇ」
慌てふためいているとはい、とマックスに救急箱を手渡される
横を見れば一郎太と修也は担架を抱えていた、用意周到すぎる
いよいよ最後のチャンス、秋が立ったお陰か3人が1箇所で交わり見事技を成功させた
「いや、飛行機代とかアメリカでの予定とかその他もろもろは良いんだ……」
もう少し雷門でサッカーをやると言い切りチケットを破く一哉に驚く
ま、心強いしそういうことは置いておくか
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作者名：よっしー | 作成日時：2022年8月17日 7時
