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戦国伊賀島との試合開始
忍術なるものを使ってくる戦国伊賀島にひたすら翻弄される雷門イレブン
何度かシュートを打ちに行くが止められたり、ゴールに近づけないまま不発に終わったりと攻めきれずにいた
「こっちが優位には立ててるのに、最後の最後で攻めきれないわ」
「こういう時は絶対に先取点を取らなければダメだ！」
そう言って一郎太がオーバーラップしていく
が相手のディフェンスラインでボールを奪われる
「つちだるま」
「熱血パンチ」
戦国伊賀島のシュートが決まり先制点を許してしまう
そのまま試合は続くが、シュートを止めた守が顔を歪める
もしかしてさっきのシュートで腕痛めたんじゃ……
戦国伊賀島にリードされたまま前半が終了する
何をしてくるか予測がつかない戦国伊賀島、思った以上に厄介な相手だとみんなで話す
「絶対に突破口はあるさ。一筋縄でダメなら二筋縄、それでもダメなら三筋縄だ！」
守の言葉に励まされるみんなを横目に守に「手見せてみ」と言う
すると何故か右手を勢いよく上に挙げ始める
「あーもう何で上にあげんの！無駄な抵抗やめて右手見せなさいよ！
っていうか一郎太も見てないで手伝いなさいよ！！」
守の方が若干背が高い為、手を挙げられるとギリギリ届かない
腕にしがみつき、傍から見れば何やってんだ状態だろうがそんなことは今はどうでも良い
一郎太が無理矢理グローブを外すと、やはりというべきか腫れていた
「こんな状態でゴールを守ってたのか？」
「心配すんなって、左手でも絶対にゴールは許さない」
「ほーん、でも隠そうとしたじゃん？」
春奈が救急箱を持ってくるのを待つ中、不満に思い頬を膨らます
「ほらそれは反射的に……。
っていうかA顔怖かったし……」
「あっそ」
ハハハと笑っている守だが、なかなか失礼なことを言っていると気づけ
「キャプテン、Aさんのこと怒らせたでヤンスよ」
「謝るなら早い方がいいッスよ」
「A一回怒るとしばらく話聞いてくれないんだよ」
栗松と壁山と何か話している守を横目に、後半どうするか考える
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作者名：よっしー | 作成日時：2022年8月17日 7時
