僕たちの妹は日本でアイドルをしているようです…BTS×ベイビーレイズJapan (ページ7)

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母の幸せ② ページ7

梨華子Side

疲れ切った私たちはたった15分ほどの駅から寮までの道を倍の30分かけて、やっとこさ寮の玄関にたどり着く。

ガチャ))

大矢・高見「ただいま帰りました～」

寮母さん「あら、りかちゃんになおちゃん。お帰り。りかちゃんにお客さん、来てるわよ？」

大矢「えぇ？あたしですか？」

寮母さんの突然の来客のお知らせに顔を見合わす私と高見さん。

すると奥の壁からひょっこり現れた…

大矢「ママぁ！」

そう、私のお母さん。

来るだなんて聞いてない。

お帰り～、だなんて呑気に手を振ってくるお母さんに、どうせ野音に招待するつもりだったし手間が省けてよかったと考える私。

そんなことより…

大矢「なぁ。あたしヒールで踊って足死にそうなんやけど？そろそろ膝ヤバいから靴だけ脱いでもいいですか？」

高見「いや、どっちにしろ脱がないと入れないから。」

と、正論を突き付けてくる高見さんは置いといて…

衣装のヒールのファスナーを下ろす。

そのまま、ほぼ動かん筋肉痛の足で母の待つリビングに入ってさらに驚かされた。

大矢「はぁぁ！？ママの隣にいる男8人衆は？え？どうなってるん？」

お母さん「あぁ。この人たち？私、この人と再婚するんやけど、この子らはこの人の息子さんで、兄弟でアイドルグループやってはるんやって。」

ケロッとした顔で話す我が母親の横には直視できないほど輝いたお顔の持ち主たち。

というか…

いつの間に再婚する運びになってたんじゃぁぁぁぁぁぃ(`･ω･´)／

いや、私的にはお母さんが幸せであってくれるだけで嬉しいから、再婚は全然いいんだけど、相談ぐらいはしてほしかった。

週一で夜に電話してるのにそんな浮いた話、一つも聞いてないんだが。

というかさ、てことはだよ？

この人が私のお父さんってことは、、、、、

ここにいらっしゃる、アイドルをやっていらっしゃる綺麗すぎる7人が私の兄弟になるってことですか？

高見「はぁぁぁぁぁ！？！？」

急に叫びだした高見さん。

と同時に、震えた携帯を見て私も凍り付く。

傳谷：みんな、ごめん！伝え忘れたけど、熱波(showroomの番組)の収録って今日だった…

でんちゃん、そりゃ、あんまりだよ…

大矢・高見「何してんだよぉぉ、リーダーぁぁぁ！！！」

母の再婚相手の方たちとは取り敢えず後で話すことにする。

大矢「ごめん！寮母さん、今日ご飯なしで！」

寮母さんにそれだけ言って私達は仕事へ急いだ。