亮side ページ38
す「え？明里ちゃん、そんなことされたん！？」
信「あのクズ野郎が…」
マルが退院した、翌々日の村上宅。
記憶を取り戻した明里ちゃんの口から、
ついに、真相を聞かされた俺たちは、
最低極まりない、奴らの行為に、憤慨していた。
あの日、
明里ちゃんを羽交い絞めにして、
二人がかりで、身動きとられへんようにして、
服、脱がせようとしたんやて。
強引にキスをしたんやて。
卑劣の一言じゃ表せへん！
けど、これで分かった。
マルは明里ちゃんを助けるために、
階段の近くに行ったんや。
車椅子のマルが、近づく必要のない場所に…。
翡翠と大夜は、今、警察で取り調べ中。
庇ってくれるメンバーも、おらんかったって。
そらそうや。
これまでやて、散々、マルに嫌がらせをして、傷つけてきたんやから。
当然の報いというか、
いや、ホンマは同じ目に遭わせても足りひんくらいやけどなっ！
けど一応、警察は動いてくれてるわけやし、
これを機に、アイツらに罰を与えることができるはず。
少なくとも、事務所にはいられんやろう。
人生壊されたくらいのダメージやろうけど、
当たり前や。
殺人未遂言うてもええくらいのことを、しでかしたんやもん。
ただ、それ以降、
マルは、すっかり気を落としてしもた。
何かに怯えたり、パニックになることがない代わりに、
焦点が合わない視線を、ただただ揺らして、時間を過ごしている。
着替えも、食べるんも、俺らが促して、どうにかって感じやった…。
とにかく、
無気力で…。
今、明里ちゃんの話を聞いているんは、俺とやすば、村上くん。
そして、マル。
マルは明里ちゃんが語るものに対し、否定も肯定も示さず、
ぼんやり車椅子に座っているだけ。
意識を弱めることで、情報をシャットアウトしているようやった。
章「明里ちゃんもつらかったやんなあ？」
章ちゃん言う通りや。
SAKURAのマネージャー時代に受けた乱暴も、甦ってしもたやろうし。
けど、明里ちゃんは、思ったよりも冷静な顔で、家を訪れてきた。
明里「私は大丈夫です。ただ…隆平さんが…」
明里ちゃんは、自分より、マルのことばっか、心配してる。
マルもマルで、
殺されかけたことへのショックより、
明里ちゃんが、思い出してしもたことに、責任を感じて、
こんな状態になってる。
事件は解決に進んでも、
こっちは、前途多難やな…。
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INFINITY(プロフ) - いつも楽しみに見せていただいてます。閲覧希望よろしくお願いします！ (2019年5月20日 1時) (
レス) id: 8ddd0f17c0 (このIDを非表示/違反報告)
太陽丸(プロフ) - まとめてしまって申し訳ありません。こちらのページから友達申請をして頂けますでしょうか？→https://commu.nosv.org/bbs/bebe0725 (2019年5月19日 7時) (レス) id: c53d241486 (このIDを非表示/違反報告)
カナマル - 閲覧希望します！ (2019年5月18日 22時) (レス) id: cf75a14418 (このIDを非表示/違反報告)
すずまる(プロフ) - 閲覧希望です (2019年5月18日 9時) (レス) id: e1b3b87754 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - はじめまして いつも楽しみにしております 閲覧希望です 宜しくお願いします (2019年5月18日 4時) (携帯から) (レス) id: c42cace51b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太陽丸 | 作成日時：2019年3月24日 7時
