【文スト】アニオタがトリップして太宰さんにモフられるだけのお話です(*´∀｀)

１２話 ページ13

Aside




「へぇー」





おもしろいと言わんばかりの満面の笑み








さっきから





太宰さんが触る→人間になる→太宰さんが離す→狼になる→太宰さんが触る→人間に戻る……







これのエンドレス





無限ループ





∞ってやつ








「太宰さん！！遊ばないでください！」





「でもね、」







きゅうに強く腕を掴まれる



そのせいで抵抗すら出来ない









単純な力なら私の方が強いはず…………………








あ、全部打ち消されてるのか！


っ………太宰さんの異能忘れたわ



まだ混乱している頭の片隅で１人で納得する






私ってもしかしたら変な人かも、かなり。




ここで太宰さんの爆弾発言炸裂




「たぶんきみは、夜の間中ずっと狼の姿だよ？」






笑顔でかなりゲスい宣言



あれ？



え、今なんて言いました？




ワタシ、ワカラナイ………………









「ずっと手繋いでるわけにもいかないからねぇ………………………」






瞬巡






この間に、太宰さんの脳内はすごい勢いで動いてるんだろうなー


ぐにゅぐにゅ……？









「そうだ！このループタイをつけてみて」






さっと首から外すと、きゅきゅっと丁寧につけてくださる



首筋に触れた指先にドキッとしたのはヒミツ。




そして、繋いでた手を離すと…………





「戻らない！！！」




おお！戻らないよ！！さっきまで狼化してたのに！









「それは私が日常的につけているものだから、たぶん私に触れているのと同じ効果があるはずだ」








「いいんですか！太宰さんのトレードマークじゃないですか、これ」








ループタイがない太宰さんとか、帽子がない中也さん並みにヤバいやつでしょ？






「いいよ。代えはあるし………それに」









一旦区切ると、私に向き直って言った








「好きな人が自分の大切なものを持っていてくれる以上に嬉しいことなんてないからね」







まっすぐな目線にたじろぐ私







無防備な私の耳元に太宰さんが囁く






耳に熱い吐息がかかる








「好きって言葉、嘘じゃないから」

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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