Orangette 4 ページ4
「…こんなんやったら、
早よ帰ってこんやったら良かったな。」
Aの手を握る向井の手に力が入り、Aがハッとした時には、既に向井は俯いていて、その表情は伸びた前髪に隠れて見えない。
「久々に早よ終わってラッキーって思って
帰ったらAさん居って。
会いたいと思ってたん俺だけやないんやって。
夢みたいやけどホンマなんやって、
嬉しくてテンションめっちゃ上がったのに。
何か、隠し事するし、
折角会えたのにもう帰るとかいうし。」
「康二。」
「俺、帰ってきたの、困ってる感じやし…
嬉しいん、俺だけか。」
ああ、やってしまった。
Aはその場に膝をつくと、俯いた向井の頭を自由な片手で抱き締めた。
「ごめん。ごめんね。康二に会えたの、
びっくりしたけど嬉しいよ。」
「嘘や。困った顔しとった。」
「違うの、いや、困ったんだけど
それは本当に予想外過ぎたからで。」
「やっぱり困ったんやんか。」
向井がAの手を離して、腕を首に回すとぎゅ、と抱き付いた。
Aも向井の背に腕を回して、抱き付く。
「そうなんだけど…ああ、もう、私が悪いわね。
本当にごめんなさい。想定外過ぎて、
自分でもよく分からないけど
何か恥ずかしくなっちゃったの。」
「何が？俺と会うのが？」
「ううん。そうじゃなくて…ほら。その。」
「なに？」
Aは小さく唸ると、向井の服を握る。
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マコト(プロフ) - え!!?!? オランジェット苦手なんですか?Σ(ﾟДﾟ) あんなに可愛らしいストーリーを紡いでくださったのに^^; 私はレモンピールやグレープフルーツピールのチョコレート掛けも大好きです♪←無駄な情報 (2月16日 17時) (
レス) id: 777d8311f2 (このIDを非表示/違反報告)
Y.Harumizu(プロフ) - マコトさん» いつもありがとうございます〜！やはり彼には甘くてオレンジだろう〜！となったら、めっちゃ甘くなりました（笑）そして私はオランジェット食べれない人です(*´ー｀*)見るのは好きなんですけど（笑） (2月16日 17時) (レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - うわーい!オランジェット大好きヽ(=´▽`=)ﾉ 可愛らしい橙様、ありがとうございました!! (2月16日 2時) (レス) @page9 id: 777d8311f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y.Harumizu
| 作者ホームページ：http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時：2024年2月15日 22時
