Lunch time 5 ページ5
「ふっかさん、Aさんのこと、
大事にしなあかんよ？」
「おまっ、誰に物言って、あー！！くっそ！！」
「激弱やん！！！ホンマ弱なったんちゃう？」
勝敗のついた画面に、向井はガッツポーズをして
深澤は唸りながら、頭をぐしゃぐしゃと掻き回す。
「康二、もう一戦！」
「受けてたったるで！」
「はいはい、もう少し声量落としましょうね〜。」
２人の前にコーヒーを並べたAが笑う声に、そそくさと康二が行儀良く座り直す。
「すんません…。」
「ん？いいのいいの、深澤くんの方がうるさかったし。」
「いやいや、それはねえだろ。」
「あるよ、深澤くんの声の方が大きかった。
特に惨敗した時。」
「惨敗って言うな！」
並べられたコーヒーは２つだけで、向井が首を傾げると、それに気付いたAが首を傾げて返す。
「私これから用事あるから、お暇しなきゃいけなくて。」
「えっ、す、すんません、俺が長居してもうて」
「え？違う違う、元からお昼だけ食べにきてって
深澤くんが無茶言ってきただけだから。
こちらこそ、わざわざごめんね？」
「無茶って言うなし。康二も違ぇから。
本当に今日、会う予定なかったの、俺達。」
「え？ほんまに？え？」
眉をハの字にした向井に、Aが手を軽く振ると、深澤も肩を竦める。
そんな２人の顔を、やはり向井は戸惑った顔で往復する。
「本当に本当。どっちかって言うと、
私がお邪魔した方に近いから、
向井くんはゆっくりして行ってね。」
「そういうことだから。ちょっとA、
玄関まで送ってくるわ。」
「お、おん。あ、Aさん、また。」
「うん、また。深澤くんもいいよ、
鍵閉めとくし。」
「いいから。ほら、友達と約束あんでしょ。」
Aの鞄を手に取って玄関に歩き出す深澤の背を追いながら、Aは向井に手を振る。
そんなAに手を振り返した後、そろそろと向井はリビングのドアのそばまで寄って、耳を澄ますと
辛うじて、玄関からの声が聞こえてきた。
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Y.Harumizu(プロフ) - たいるさん» 感想ありがとうございます^ ^お褒めの言葉まで＾＾紫さまは、きゃーって叫びたくなるきゅん爆弾を投下していきますよね〜。その感じが出せてると嬉しいです^ ^緑様は王道的に射抜かれます（笑）さくこじ、また可愛い可愛いコンビですよね♡私も大好きです♡ (1月31日 21時) (
レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
たいる(プロフ) - いつも興奮冷めやらぬ作品をありがとうございます。これからも応援しています！(ちなみに私は阿部担なのにさくこじに浮気する箱推しです笑) (1月30日 21時) (レス) id: fb3c69c649 (このIDを非表示/違反報告)
たいる(プロフ) - こんにちは、初めまして。作品全部拝見しています。控えめに言って最高です。下のたけさんのコメントを見てつい私もコメントしたくなり今書き込んでいます。私も「うああああ！！！」と叫びました！笑 大声だと近所迷惑なので、声にならない声でですが、叫びました。 (1月30日 21時) (レス) id: fb3c69c649 (このIDを非表示/違反報告)
Y.Harumizu(プロフ) - たけさん» ありがとうございます^ ^叫んじゃうくらい楽しんでもらえて嬉しい限りです（笑）最後の最後で甘々で大人を見せつけるのが彼の魅力ですよね〜。表現力まで褒めていただきありがとうございます！ぽちぽち書いてるので、また良かったら楽しんでください^ ^ (10月17日 12時) (レス) id: 3d23a8217f (このIDを非表示/違反報告)
たけ - （追記）読み終わった後は家族の前であるにも関わらず、「おいおいおいふかざわぁぁぁぁぁ」と叫んでしまいました。無事に喉が壊れました。 (10月15日 21時) (レス) id: 14b48c17f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y.Harumizu
| 作者ホームページ：http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時：2023年10月10日 21時
