Lunch time 1 ページ1
久し振りに訪れる深澤宅に、少しだけ緊張しながら
チャイムを押すと、出迎えてくれたのはエプロン姿の深澤で、Aは目を見張った。
「入って入って。」
「あ、お邪魔します。
え、なんで、辰哉、エプロン？」
招かれるままに進むと、にっと笑った深澤が胸を張る。
「今日は俺が昼飯作るから。」
「え。」
デニム地のエプロンが似合わないように見えてしまうのは、深澤が料理とは縁遠い人間だと、Aが知っているからなのか。
リビングへ歩き出す深澤の背を追いながら、Aもリビングへ向かう。
「辰哉、料理なんて出来ないじゃない。」
「出来るようになったの。目覚めたのよ、
こないだのロケで。」
「ロケ？」
「YouTubeのロケで、釣り行って、魚捌いたの。」
「辰哉が？1人で？」
「1人だけじゃない部分もあったけど。
兎に角刺身を作ったの。」
リビングへ続くドアを開くと、香ってくるお味噌汁の良い香り。
それから、キッチンに立つ、深澤よりも背の高い背中。
深澤とAの声に、その背が振り向いた。
「ど、どうも〜。お邪魔してまあす…。」
「向井くん？？！」
居心地悪そうに少し引き攣った笑顔で振り向いた向井に、Aは目を丸くしてその足を止める。
オレンジ色のバンダナを頭に巻いた向井の隣に深澤が並び立ち、胸を張る。
「今日の俺の助手！」
「なんでやねん！どっちか言うたらふっかさんが
助手やろ！！早う、３枚に下ろして！！
進まへん！！」
ぽかんとしたAを他所に、そんなツッコミを受けた深澤が、はいはいと手を洗ってまな板に向かう。
うるさくてごめんな、なんて言う向井は、深澤の隣でソワソワと深澤の手元を落ち着かない様子で見ている。
「あっ…ふっ…かさん、き、気ぃ付けてや、
ほんま怪我とかあかんでぇっ？！ああ、なあ！
包丁の持ち方、危ないって！！」
「ええー、じゃあ、どうすんの、こう？」
「なんでやねん！それはバイオハザードの短剣の持ち方やんか！」
「じゃあこう？」
「なんで刃が逆を向いてんの！！！」
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Y.Harumizu(プロフ) - たいるさん» 感想ありがとうございます^ ^お褒めの言葉まで＾＾紫さまは、きゃーって叫びたくなるきゅん爆弾を投下していきますよね〜。その感じが出せてると嬉しいです^ ^緑様は王道的に射抜かれます（笑）さくこじ、また可愛い可愛いコンビですよね♡私も大好きです♡ (1月31日 21時) (
レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
たいる(プロフ) - いつも興奮冷めやらぬ作品をありがとうございます。これからも応援しています！(ちなみに私は阿部担なのにさくこじに浮気する箱推しです笑) (1月30日 21時) (レス) id: fb3c69c649 (このIDを非表示/違反報告)
たいる(プロフ) - こんにちは、初めまして。作品全部拝見しています。控えめに言って最高です。下のたけさんのコメントを見てつい私もコメントしたくなり今書き込んでいます。私も「うああああ！！！」と叫びました！笑 大声だと近所迷惑なので、声にならない声でですが、叫びました。 (1月30日 21時) (レス) id: fb3c69c649 (このIDを非表示/違反報告)
Y.Harumizu(プロフ) - たけさん» ありがとうございます^ ^叫んじゃうくらい楽しんでもらえて嬉しい限りです（笑）最後の最後で甘々で大人を見せつけるのが彼の魅力ですよね〜。表現力まで褒めていただきありがとうございます！ぽちぽち書いてるので、また良かったら楽しんでください^ ^ (10月17日 12時) (レス) id: 3d23a8217f (このIDを非表示/違反報告)
たけ - （追記）読み終わった後は家族の前であるにも関わらず、「おいおいおいふかざわぁぁぁぁぁ」と叫んでしまいました。無事に喉が壊れました。 (10月15日 21時) (レス) id: 14b48c17f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y.Harumizu
| 作者ホームページ：http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時：2023年10月10日 21時
