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深「これ…粉か？」
…いや違う、触れると冷たい
「雪や」
そう言えば…この部屋に入ってきた時肌寒さがあった
室内で雪？そもそも今は夏真っ盛り、おかしいにも程がある
目「あーあ…佐久間くんなにやってんの」
呆気に取られていると前方で目黒さんの声がした
「二人とも大丈夫……佐久間さん！？」
佐「……何？」
「ど、ど、どないしたんその顔」
佐「…え？顔」
さっきまで血色のいい肌色をしていたのに今は青白い真っ白な色をしている
「そ、その風邪ひいたんか…？青白い顔して」
佐「風邪……ひいてないけど…？？」
佐久間さんは顔に手を当て驚いた表情を見せた
佐「めめ…俺やっちゃった感じ？」
目「あぁ、思いっきりやらかしたな」
佐「まじかぁぁぁ…」
え？え？何？何がやらかしたの？？
―――――
「えぇぇぇ！？よ、妖怪！？」
佐「しーっ…声が大きいって」
「あ、あの…よ、よ、妖怪って、あ、あの…」
目「とりあえず落ち着けよ」
佐「ごめんね…黙ってて」
「…いや、その、えっと…」
妖怪ってあれよな？何年も生きている人間襲うっちゅう
やばいやばい…殺される、あかん死んでまう
「お願いします…どうか命だけは」
佐「大丈夫だって、そんな事しないから」
目「お前らの命を取る趣味なんて持ってねぇから」
「ほ…ほんまか？」
そんなこと言われてもなかなか信じれへんし
深「気味が悪い」
佐「だよ…ね…」
ふっかさんの何気ない言葉を聞いた二人は様子こそ変わらないが悲しみの目線を向ける
「な、なんかごめん」
佐「…いいよいいよもう慣れっこだし笑」
「その…なんのために？」
佐「…え？」
「妖怪さんがなんの御用でこんなところに来たかって聞いてんねん」
佐「えっと…めめ、これ言ってもいいのかな…」
目「俺知らないよ」
「そんな言えへんことなんか？」
二人は黙り込む
渡「…なぁ、さっきから何言ってんだよ」
約一名、今の状況についていけてない男がいた
神社の主、渡辺翔太だ
渡「その…妖怪とかさ」
「…あぁ、えっと…」
翔太くんはこの人たちが妖怪なんて信じるのだろうか
佐「翔太さん…今話してることは全て事実で…なんて言うか…俺と目黒は君たち人間とは違う存在、妖なんです」
渡「へぇ…」
あれ…すんなり理解したんか
渡「…そんな冗談つまらない」
あーやっぱりそうよな
目「信じてない、当たり前か」
佐「仕方ないか…翔太さん、手を出してください」
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雨乃ふあ(プロフ) - えなさん» 閲覧していただきありがとうございます。毎日更新できるように頑張ります (2021年3月10日 2時) (
レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください (2021年3月8日 12時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨乃ふあ | 作成日時：2021年1月26日 13時
