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「…というわけでさ」
なんか理由がバカバカしいよな、笑われちゃうかなこれ
向「そうやったんやね…」
深「なんか…気味悪いとか言ってすまなかったな」
「やっぱりそう思うだろ？……ん、えっ？？」
あれ？思っていたのと違う
向「もし、俺たちにできることあったら言ってや！！」
深「そうだね、それがいい」
「えっ！？えっ！？待って？？今めっちゃびっくりしてる」
向「な、なんでや…笑」
「だ、だって思ってた回答とは違うのが来たから、馬鹿にされると思って…」
向「そ、そうなんか？？こっちはマジでそう思ってたけど…ねぇ、ふっかさん」
深「うん、俺たちは本気。お二人さんの助けになるか分からないけど」
目「…何、手伝ってくれんの？」
お二人は"うんうん"と頷く
「えぇっと…」
目「どうすんの佐久間くん」
「でもそう言ってくれるのは嬉しいよね」
目「まぁ…」
向「本当に気を使ってへんからな、俺たちの気持ちやから」
正直人間さんが妖怪を探すなんてこと不可能に決まってる、住む世界が違うのだから
「ん…ハハハッ、優しい人間さんで良かったです！！」
向「そ、そんな…優しいなんて」
深「そうだよ、それよりさっきひどいこと言ったから優しいって言われるのはなんか申し訳ない…」
それに俺たちの素性を晒しても一言も笑わなかった。でもだからといって本当にいい人たちなのかは分からない
だけどさ…現段階では信じてみてもいいのかもしれない
ねぇ涼太、俺って単純思考なのかな…？
―――――
「なんで人間界なんか行くの？？彼方に行くとロクな事ないよね？」
宮「…そうかな？」
「そうだよ！！もう行くのやめなよ」
宮「佐久間」
「何っ！？」
宮「人間は欲望の塊と聞くよ。でもみんながみんなそうじゃない、優しいやつもいるんだ」
「そんなの…信じれるかよ」
宮「…いつかそれを実感する日がやってくるから」
「なんだよそれ…」
―――――
あの時は反抗しちゃってごめんなさい
でも今ならわかる気がする。いつか舘様が教えてくれた人間のこと
向「ど、どしたん佐久間さん！？泣いたりして…」
「…へへっ、なんでもないでやんすよ」
向「…そ、そう。めちゃめちゃ泣いてるけどな」
目「佐久間君人前で泣くのやめなよ、もっと恥ずかしがって」
「も、もうみんないじらないでぇ…恥ずかしい笑」
目「やっと恥ずかしがった笑」
舘様、あなたの言う通り優しい人間さんに出会えましたよ
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雨乃ふあ(プロフ) - えなさん» 閲覧していただきありがとうございます。毎日更新できるように頑張ります (2021年3月10日 2時) (
レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください (2021年3月8日 12時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨乃ふあ | 作成日時：2021年1月26日 13時
