水篭 ページ7
岩「大体は理解した…ひとつ質問」
「照どうした」
岩「その水篭って息できるか？」
「あぁ、ただの水じゃなく魔法で生み出した水だからな。そこは安心してもらっていい」
岩「…わかった」
「他に何かあるか」
ラ「大丈夫です！」
目「俺も…」
横目で翔太の様子を確認する
「…あれはまだ形成に時間が掛かりそうだな…」
―――――
渡辺side
"すっぽり入るくらいの水篭"か…
「これ魔力の消費量半端じゃないんだよな…」
それに久しぶりに使う魔法だし
「…清き安らぐ大水よ、今呼応しその力を我に示せ！！インフィニティ・アクアソリッド」
四方八方から大量の水が集まり渦を巻き大きな水篭に変貌する
「…くっ……」
かなり強い圧と負荷がかかる
どれだけ辛くても涼太の頼みだ、断る訳にはいかないし
「りょ…涼太出来たぞ…はぁ…」
宮「翔太、ボロボロじゃん…大丈夫？？」
「…大したことない。それより早く入れ」
―――――
「っと…これで全員入ったな」
ラ「ほんとに水の中だ…すごい！！」
ラウールが水篭の壁をつつく
「それで…そのあとの作戦は？」
宮「康二、頼める？」
向「おう、任せてや」
そう言うと水篭から出て詠唱を唱える
向「…この身害する毒霧よ消え去るがいい…ベノマ・ミラージュッ！！」
宮「どう、行けそう？」
向「かなり消えたけどまだ微かに残ってるな…水篭ごと動いた方がええと思う」
宮「そうか…翔太」
「分かってる」
意地で水篭を動かし毒霧の方向へと進んだ
宮「…あ、あれって！？」
「ちょっ…涼太！！待てって」
少し進んだところで突然涼太が水篭からとび出て走り去ってしまった
向「だ、舘さん！？」
「あいつ、阿部と完全に一緒じゃねぇか！！」
目「ど、どうするんですか？」
岩「追うしかねぇだろ」
「いや…この状態ならスピードを出せない、ただでさえ魔力消費半端ないし…」
ラ「そんな…」
全員涼太の行動に困惑していた
「…康二、まだ毒霧感じるか？？」
向「いや、もうほぼ無くなったな」
「…本当だな？人間に害がないこと」
向「うん…信じてや」
「わかった、それじゃ一旦水篭を崩す」
ラ「崩してどうするの！？」
「走った方が涼太を追いかけやすい」
目「もう出ちゃって大丈夫なんすか？」
「康二がこう言ってるんだ」
岩「…そうだな、これ以上翔太に負担かけるわけにもいかないし」
「悪いな…」
全員の承諾を得て俺たちは走って涼太のあとを追った
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雨乃ふあ(プロフ) - シオリさん» 読んでいただきありがとうございます！！数ある作品からこの作品を見つけていただいて嬉しい限りです。元eighterさんなんですね、是非SnowManにもハマっちゃって下さい(笑)他の作品も出してますので興味があったら見ていただけると幸いです！ (2021年4月1日 1時) (
レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
シオリ(プロフ) - 読ませてもらいました！面白くて一気に見ちゃいました！私元々eighterで最近Snow Manにもはまってるって感じなのですが、関ジャニ∞のDay D？を歌ったら面白そうだな〜って感じのことを思ってたときにこの作品を見つけておおっ！ってなりました！ (2021年3月31日 9時) (レス) id: 5d4ccef634 (このIDを非表示/違反報告)
雨乃ふあ(プロフ) - 祐莉さん» 長きに渡り読んでくださりありがとうございました。正直完結できるか不安だったので無事に終われて良かったと思います。そうですね…ラウ君ですが、続編があるとすれば彼の伏線回収等も焦点に当てていけれたらと思います。その点も楽しみにしていただければと幸いです！ (2020年12月27日 2時) (レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 完結おめでとうございます！楽しく読ませてもらってました！新作も楽しみにしてます！ そう言えば、伏線めいたラウール君の正体は謎のままですかね？時々謎めいた発言があったけど、そこにあまり触れてなかったので、気になりました！ (2020年12月25日 23時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨乃ふあ | 作成日時：2020年9月22日 20時
