森の処刑場 ページ8
街娘1「ねぇねぇ、今度さ森の教会の方で何かあるらしいよ」
街娘2「あ〜聞いたことある…吸血鬼が出たってやつでしょ？」
街娘3「えぇ！？まじで？こっわ…」
？「お嬢さんたちその話もう少し詳しく教えてくれないかな？」
街娘2「いいですけど…」
街娘1「やばっ…超イケメンじゃん。肌白いし紳士的…」
街娘3「馬鹿っ！声がでかいって…す、すみませんこいつが」
？「いいんですよ。褒めていただいて嬉しい限りです…それで話を」
街娘2「あ、はい。細かい日付は分からないですけど今度あっちの西の方の教会で男の人の処刑が行われるらしいんです。しかもその人が吸血鬼だとかなんとか」
？「なるほど…そんなことが」
街娘3「処刑だなんて物騒だなぁ…怖すぎでしょ」
街娘1「絶対にあんなところ行きたくないですけどね」
街娘2「私は結構興味ありますけど笑」
？「君たち耳寄りな情報ありがとう」
街娘2「いえ、そんな」
街娘1「あの…紳士さんこれからお茶とか…どうですかね？」
街娘3「あ、それならいいカフェ知ってます」
？「お誘いありがとう。だけどごめんね。これから用事があってね」
街娘1・3「そうなんですか！？残念です」
街娘2「この2人が迷惑かけました…失礼します。ほら行くよ！」
？「また会えたらその時にでも」
街娘1・3「はい！」
――さてと
急いで路地裏に隠れる
おそらく囚われているのは翔太だ。吸血鬼って噂もたってたし、何やってるんだよ…
―――――
宮舘side―
「帰ったよ」
佐「おかえり舘さん」
「やっぱり捕まってるっぽい」
佐「あちゃ―翔太やっちゃったね…」
「処刑されるって」
佐「えぇ！？処刑されたら死んじゃうじゃん」
吸血鬼は元々死んでるんだけど…というツッコミはさておき
「詳しい日付は分からないけど教会が騒がしくなった時にされると考えていい」
佐「じゃあその日に助けに行くと」
「あぁ、だが油断するなよ。今日の可能性もあるからな」
佐「ラジャーであります」
それから2週間後、森の教会は騒がしくなった
―――――
渡辺side
「…ん…あ…」
目が覚めると体は空中で縛られていた
深「目が覚めたか？」
「おい、今すぐ下ろせっ」
深「ヤダって言ったら」
「お前を殺す」
深「へぇ〜笑…てかそろそろ自分の状況理解したら？」
「はぁ、何を言って…」
背中には銀の十字架。地面には魔法陣が書かれている
「これは処刑か！？」
深「なんだ、理解してんじゃん」
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作者名：雨乃ふあ | 作成日時：2020年7月24日 21時
