Bloody・snowは闇夜に狂い咲く2 (ページ44)

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青春物語2 ページ44

めめと一緒にいたことでクラス中の話題になった

目「なんか康二最近人気だね」

「俺モテ期来たからな笑」

目「何それこっわ笑」

「めめ、それ笑うとこちゃうねん」

目「いやだっておもしろいじゃん笑」

「もーめめ！！」

目「はいはい、じゃあ。また明日ね」

「おう！」

めめと別れてから少し一人の時間ができる

いつものように帰宅していた

「いてっ…」

正面から歩いてきた男がぶつかってきた

なんやねん急に…しかも謝らへんし

男A「おいお前調子乗ってんじゃねぇよ？」

「何何何！？」

突然ネクタイを掴まれる

男B「いやいや。それはやりすぎだって笑、訴えられるぞ」

男C「うーわ怖っ笑」

ゲラゲラ笑いながら去っていった

「なんやねん！？アイツら怖っ…」

たまたま運悪く変な人に絡まれただけかと思っていた

その時は奴らが同じ制服を着ていたことに気づきもしなかった

―――――

次の日学校に行くと相変わらず女子からはキャーキャー言われ男子からは羨ましいとの念を感じる

女A「あの…向井さん」

「…ん、どうしたん」

女A「今日の放課後。屋上…に来てくださいっ！！失礼します！！」

「…んぇ？屋上！？」

女の子はすごい勢いでどこかに行ってしまった

これって……告白か！？とうとう俺にも青春がくるんやな

目「…あれ康二だ。何やってるんだよ」

「うわっ…えっ…いっ……とっと………」

目「え…？日本語喋ってよ」

「急に驚かさんといてよもう…」

目「ぼやっとした康二珍しい笑」

「そ、そんなことないで！？」

目「はいはい。ほら次移動教室でしょ？おいて行くよ」

「待ってや〜」

―――――
―放課後―

目「康二〜帰ろ」

「ごめんめめ、今日用事あって」

目「ふーん。わかった、じゃあね」

「おう！バイバイ！！」

もうすぐかな…？

ソワソワする気持ちを必死に抑える

「そんなに待ってもあいつ来ねぇよ」

…ん？どこかで聞いたことある声

男A「お前…人の彼女取っといていい度胸だな笑」

目の前に以前絡んできたやつが立っていた

「なんの話や？」

男A「とぼけんじゃねぇ女に屋上に来って言われただろっ！！」

「うぐっ……」

腹を殴られその場に座り込む

男A「痛い目見ないと分からないのかな？」

「……は、はぁ」

男A「もう二度とその綺麗な顔で外出歩けねぇようにしてやるよ」

男の握りこぶしが俺の顔一直線に向けて放たれた

終わるっ！！…俺の人生終わった

？「おい…」