Bloody・snowは闇夜に狂い咲く2 (ページ17)

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新たな刺客ページ17

岩「どうして…佐久間を…」

渡「あいつが勝手に助けてやるって言って匿った結果こんなことになったんだよ」

岩「そんなわけあるかよ、お前がたぶらかしたに決まってる」

渡「聞き捨てならねぇ…そんなことしねぇよ」

岩「殺す…貴様を絶対に」

奴が十字架を取り出し翔太に掴みかかる

「人間の分際で翔太に触れんじゃねぇ"ぇ"ぇ"ぇ"…！！！」

―――――コ"コ"ココ""ォ"――

突然地面が裂け土煙が立った

―――――
渡辺side

「なんだ何があった！？」

さっきの地割れでお互い飛ばされてしまった

「佐久間！？大丈夫か！」

すごい勢いで飛ばされたのだろう、何も喋らない

「いいか？俺の後ろにいてく…」

佐「いや、俺はもう一人でも大丈夫。それより今は翔太の体が心配だ、あんまり無理をするな」

「…お、おう。分かった」

いつもと雰囲気が違う…まるで何かが乗り移ったかのように

宮「二人とも無事か」

「涼太…俺らは何とか。それよりお前の方は…大丈夫そうに見えないけど」

涼太の服は破れ放題で血が滲んでいた

宮「ちょっと手間かかった…結構強いアイツら」

「一発かましてくるか…俺を拘束した罰と涼太を傷つけた罰だ」

佐「お前そんな状態になってもやられたいか？」

「さ…佐久間？さっきから何か変じゃない？」

宮「確かに…いつもはもっと優しい気がするが
」

今佐久間の目には光が宿ってない

佐「別に変じゃない。俺は人間を殺しに来たんだから」

宮「とっ…とにかく今はそんなに深追いするな。それより逃げるのが優先だ」

「ちっ…ただ逃げるのが気に食わないが仕方ない」

―――――
深澤side

何が起こった…

目「ふっかさん大丈夫っすか？」

息を切らして目黒が走ってきた

「おぅ…俺は大丈夫」

岩「いってぇ…」

「照！？」

照が数メートル先まで飛ばされたみたい

「お前大丈夫か？」

岩「頭痛いけどなんとか」

「…はっ！あいつらは…」

辺り一面土煙で見えない

「クソっ…逃がしてたまるか！」

立ち上がった瞬間目黒に腕を掴まれた

目「ふっかさん落ち着きましょ、大丈夫とはいえ怪我してますし」

岩「ふっか今は目黒の言う通り無理に動こうとしない方がいい」

「でも……」

岩「本気で死にたいか？…なら行けばいい」

「…ちっ……分かったよ」

しばらくすると土煙が消えてきた

「見つけたぞ、捕らえろ」

？「ふふふ…レディースエーンドジェントルメーン！！おっ待たせしました〜」