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[深雪総合病院にて] ページ40

阿「そういえばさ…何が大丈夫?だったの」

「ん?」

阿「さっき事務所で言ってたじゃん」

「あぁ…向井さん泣き出しちゃって…」

目「ほんとすみません…康二けっこう泣き虫なところあって」

「いえいえ…」


向井さんの気持ちわからんでもないけどね


宮「その病院って結構遠いの?」

阿「いや、そんなに。多分もうすぐ着くよ」

「阿部くんってこの辺に詳しいんだ!!」

阿「そぉでもないよ笑」


鼻の下伸ばしちゃって、わかりやすい照れ方


目「なんかすみません俺のために…」

「いや、いいんです。気にしないでください、お客様のためならなんでもやりますから笑」

―――――

阿「着いたよ」

「うわぁ!!!」


名前しか聞いたこと無かったけど改めて見るとやっぱり大きな病院だ


阿「そんなに驚く!?」

「ちょっと感動した笑」

宮「ほら、急いで入ろう」


私たち4人はラウール君を探すべく正面玄関を抜けた


「……結構人多いね」

阿「今日は土曜日だしお見舞いに来る人なんかも多いのだろうね」

「これ…どこから探せばいいのか」


玄関を入ると大きな受付場とたくさんの人が座れそうな待合室が顔をのぞかせる


阿「とりあえず手当たり次第に病室あたってみよう」


阿部くんの提案で各病室の名札を確認することにした

―――――

「ここは…3階か」

宮「えぇっと…循環器系で入院している人がいる階かな」


舘さんが階段隅の表示板を指さす


「さっきは?」

阿「2階はお年寄りが多かったから多分介護とかそういう人用かな」

「なるほど…じゃあ次の階行こっか……うわっ」


振り返ると走ってきた青年とぶつかった


青年1「あ、ごめんなさい」

「いえいえ。君、怪我は大丈夫…?って行っちゃった」


青年は急いでいるかのように病室に駆けていった


宮「大丈夫?」

「私はね、でも転んだあの子の方が心配」

阿「心配しすぎだって、相手は男なんだし平気だよ」


そういうものなのかな…制服着てたし私より年下に思えたけど


目「あの…携帯落としてますよ?」

「え?私のじゃないけど…」


あ、もしかしてさっきぶつかった子の携帯だったりして…?


「それ多分さっきぶつかった子のやつな気がする…」

宮「じゃあ届けてあげないと」

「そう…ですよね、いいですか?目黒さん」

目「大丈夫です。携帯ないと困ると思いますし」


彼が入っていった病室なら把握しているから


「少し待ってて」


そう一言彼らに告げ病室に向かった

[病室巡り]→←[初助手]



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雨乃ふあ(プロフ) - まいさん» 温かいコメントありがとうございます。作品作りの原動力になっております!!続きを投稿できますよう尽力致しますので何卒これからも楽しんで頂けたら幸いです (2021年11月13日 1時) (レス) id: 37c44dd81e (このIDを非表示/違反報告)
まい - とても素敵な作品です!大好きです(T . T)更新頑張ってください!!続き待っています^ ^ (2021年11月12日 18時) (レス) id: 2b2b414968 (このIDを非表示/違反報告)
雨乃ふあ(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます。読んでくださってとても感謝します。これからも楽しんで頂けるように投稿致しますので、この作品をよろしくお願いします。 (2020年9月23日 21時) (レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 素敵です。読んでいて泣いてしまいました。無理せずに更新がありましたら楽しみにしております (2020年9月23日 12時) (レス) id: baa2527675 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨乃ふあ | 作成日時:2020年6月10日 2時

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