[準備] ページ13
「じゃあさ、俺が死んでも何も思わない？」
毒母「ははっ…弱虫なあんたが？笑、死ぬ勇気もないくせに？そんなこと考えたこともないし考えるほど暇じゃないから」
今心に抱えてたものが全て砕け散った感覚に陥った
「ふっ…へへへ、あぁそっか。そうだよね…笑」
毒母「気持ち悪い笑い方して…ほんと嫌気がさすわ」
毒母はそのままダイニングに消えた
亮平「……だ、大介大丈夫？」
「俺の事はほっといて…もう色々と疲れたんだ」
もう無理だ、この状況では誰とも喋りたくない
俺はそのまま部屋に鍵をかけ夕食も食べずにベットに突っ伏した
時折毒母の罵声が聞こえたが無視した
―――――
俺の朝は早い。いや、いつもはこんなに早く起きない
今日は早めに学校に行きたかったのだ
さすがに昨日のことがあったから朝食は用意されてないかと思ったけどきちんと用意されてて少し安心した
いつものイチゴジャムトーストと目玉焼きを静かに食す
「………」
毒母「………」
いつも毒母との会話は必要最低限話さないためテレビの音だけが静寂な部屋に響く
毒母「あ、おはよう亮平ちゃん」
「おはよ」
眠い眼を擦りながら俺より15分遅れて亮平が起きてきた
毒母「今日も学校頑張ってきてね」
亮「…ぇあ、うん…」
毒母「もう…亮平ちゃん最近ママに冷たいんじゃない…？泣いちゃうよ」
亮「あーはいはい。ごめんって」
二人のおとぼけな会話を聞き流しご飯を食べ終わった
食器を自分で洗い着替えと歯磨きを済ませる
「…あ、学校に行く前にあれ」
そう思って昨日亮平とお揃いで買ったネックレスをポケットにしまう
靴紐を結んでる時誰かの視線を感じた
「…亮平どうしたの？」
亮「俺も大介と一緒に行きたい」
あれ？いつもは先に行っちゃうのに…珍しいこともあるんだな
「あー悪い亮平、俺今日朝課題が出てて早く行かなきゃ行けないんだよ」
亮「えぇ…ノリの悪いやつだな」
不貞腐れて二階に上がってしまった
「……はぁ、行ってきます」
どうせ聞いてないだろうが形だけでもの行ってきますを
どうせ今日が"さいご"だし…
―――――
「やっぱ誰も来てない高校はいいね」
屋上に上がりながら一人呟く
おそらく先生はまだ数人しか出勤してない
「…ふふ、今日もいい天気だね」
今日の天気は朝から快晴
靴を脱いで段差に登る
目の前の高さに身震いをするがそんなの関係ない。俺はやる時はやるのだから
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雨乃ふあ(プロフ) - まいさん» 温かいコメントありがとうございます。作品作りの原動力になっております！！続きを投稿できますよう尽力致しますので何卒これからも楽しんで頂けたら幸いです (2021年11月13日 1時) (
レス) id: 37c44dd81e (このIDを非表示/違反報告)
まい - とても素敵な作品です！大好きです(T . T)更新頑張ってください！！続き待っています^ ^ (2021年11月12日 18時) (レス) id: 2b2b414968 (このIDを非表示/違反報告)
雨乃ふあ(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます。読んでくださってとても感謝します。これからも楽しんで頂けるように投稿致しますので、この作品をよろしくお願いします。 (2020年9月23日 21時) (レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 素敵です。読んでいて泣いてしまいました。無理せずに更新がありましたら楽しみにしております (2020年9月23日 12時) (レス) id: baa2527675 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨乃ふあ | 作成日時：2020年6月10日 2時
