【銀魂】えぇ？伝説の攘夷志士だぁ？阿保、私は唯の学校の先生だわボケェ【坂田銀時】

別行動 ページ26

新八side

花魁姿になったAさんはギシッと重たそうな大太刀を肩に乗せた

「しっかしよォ」

新八「？」

「この大太刀は目立ちすぎる 私は違うルートから晴太を救う」

誰もAさんの発言を疑う人はいなかった

「じゃあな そっちはそっちで頑張れよ」

銀さんがみんなより一歩前に出て、足音に気づいたのかAさんは顔だけ振り返った

「？」

銀時「次会う時は…」

「理解ってンよ 『陽の下』だろ」

Aさんは手をひらひらとさせ暗闇に消えて行った
銀さんの横顔には不安の色もなく、一点の曇りもなく、ただAさんを信頼するような顔だった

ーーーーー
貴方side

「さァて ここからのぼるとするかね」

一段目からギジリと音を立てる木製の階段をとても信用できない
ごくりと自分の唾を飲み込む音が聞こえる

「はぁぁあっ」

長い溜息をついて一段、一段崩れませんようにと願い乍ら登って行った

・・・

・・・・・・

女「いたぞー！あそこだ！」

女「こっちだ！早く！」

…なるほど

混乱に乗じて乗り込めば！

古い赤く塗られた階段の手すりにのり瓦の屋根に乗り移った

「ぐぅっ！運動不足はキツ…イッ！」

腕に力を込め体を乗り上げる
息が上がるのを聞いているとあぁ運動していればよかったと後悔するばかりである

「ハァ…ハァ…晴太を助けに、行くか」

窓から入り女達の中に紛れる

！！！

目前に晴太が…！

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