BEAT OF LOVE (ページ3)

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その、あと（ジュノ）ページ3

身体を離し、肩で息をしているAを見下ろす。

トロンとした目に、半開きのくちびる。

・・・この表情、好きだ。

「・・・何回も、イッちゃった」

「知ってるよ」

この朦朧としてるときが可愛い。

おでこにくちびるを押し付ける。

「オレの、おかげだろ？」

「ん」

オレの顔を引き寄せ、長いキス。

そして、離した途端、また短いキス。

可愛い。そうか、満足したか。

「あ、そうだ。オーラスは？来るだろ？」

「んー、うん、行こうかなー」

「一応用意しとくよ」

「ソロツアー終わったら、忙しくなるね。
　カムバックと映画の撮影あるんでしょ？」

「うん、カムバックが遅れたからなー。
　春にカムバ出来てたらなー、もう少し余裕あったんだけど。
　ああ、そうそう春のカムバの準備の時に新しいスタッフが入ってさ。
　スタイリストなんだけど。オレ、あまり記憶にないんだけど
　なんか怖がらせたのか、避けられてるっぽいんだよなー」

「・・・無表情で、キツイ言い方したんじゃないのー？」

「んー、そんなことないと思うんだけど。
　でもなんか仕事が遅くてさ。無意識にイライラした態度だったのかなー」

「それ以降気をつけてるんでしょ？」

「うん」

「じゃあ、大丈夫だよ。そんなに気にしなくても」

オレの胸に顔を置き、腰骨を触るA。

「くすぐったいって。こっち、来いよ」

顔と顔をくっつけるように、並んだ。

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