七海さんとは仲が悪い【呪術廻戦】

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「なるほどね」




『………』




状況把握の為とは言え、冷静になってみると七海さんとの出来事を五条さんに話してしまった事は間違いだったのではと思ってしまった。




「僕がいない所でそんな、面白い事になって『五条さん。本気でぶん殴りますよ？』……冗談だよ」




電話越しでもわかる、あははと笑う、あの軽薄な笑い方。



こっちは真剣に困ってるのに面白い事って。
やっぱり、この人は人をイラつかせる天才だと再確認した瞬間。




「まぁ、任務のペアを組ませたのも部屋を一部屋しか取らなかったのもワザとだから、僕にも流石に罪悪感はあるよ？」




『やっぱり…七海さんが嫌がるの分かってて、なんで、そんな事したんですか？最強で頭いいのにそういう所は馬鹿なんですか？それともただのクズなんですか？』




「うわぁ〜、罵倒のオンパレードだね〜。流石の悟くんも泣いちゃうよ？」




『はぁ…泣きたいのはこっちのセリフですよ。あなたのせいで引っ込みましたけどね』




「あはは〜なら結果オーライじゃない〜。でも、流石の七海も2人きりなれば、少しは素直になると思ったんだけど、やっぱり、あいつも頑固だね」




『ん？素直にって、誰に……えっ？…っ！？』





五条さんとの電話で背後から伸びてきた手にスマホを取られるまで人がいる事に気づかず、驚いて後ろを振り向く。




そこにはさっき出て行ったはずの七海さんが居て、スマホを耳に当てる腕にはコンビニ袋をぶら下げいた。

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