七海さんとは仲が悪い【呪術廻戦】

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ドサッ




私は力なく床に崩れ落ちる。




『…っ。どうしよ…』




別に七海さんと喧嘩をしたい訳じゃない。



さっきだってそうだ。




意地を張って、反発して、スマホを渡さないで。




いい大人が何やってんだって話。




こんな女、嫌われてたってしょうがない。





そんなの分かってる。



わかってるけど………




どうしよもなく涙が溢れてきて、




胸の奥がキュッと締め付けられる。





『……っ』





♪〜





するとこっちの事情を知る訳もなく、また、スマホが鳴る。




床から立ち上がって、涙を袖で拭う。




ポケットからスマホを出すとディスプレイを確認してみれば、案の定、また"五条悟"の表記。




『………』




ピッ




「あ、やっと出たー！もう、さっきは電話、切っちゃうし、折りっ返しの電話もかかってこないから心配しちゃったよー」



『………』



「ん？もしもーし〜A…？」



『…っ』



「……どうかしたの？」




話しかけても応答がない私に何かを感じ取った五条さんはさっきまでのおちゃらけた声から真剣な声色に変わった。




『あ…っ、あなたが…っいつも、そうやって…』



「え、待って！なんで、泣いてるの！？」



『五条さんの…っばかぁ』



「え？七海は？」



『……っ、い、ないです。さっき…、出て、行っちゃいました…』



「え、なんで？」



『……それが…』

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