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『………っん』
倒れてからどれくらい立ったんだろ。
倒れる時に頭をぶつけたのか、ズキっという痛みに意識を戻す。
私は薄らと目を開くと目の前に見える電気の明るさが眩しく、眉間に皺を寄せた。
明るさにも慣れてくると視界もはっきりしてきて自分がベッドの上にいる事がわかる。
確か、意識を失ったのはドレッシングルームだったはずじゃ……
「気づきましたか？」
『…っ！』
声のする方に目を向ける。
視線の先にはトレードマークとも言えるサングラスを外した七海さんがいた。
近くにあった、ドレッサーのイスに腰掛け、難しそうな本をページ分からなくならないように指を挟んでいる所を見ると私が目を覚ますまで読んでた事が分かる。
「大丈夫ですか？」
『え…。あれ？私、確か、気を失って……』
「はぁ…どれくらい入っていたか知りませんがのぼせたのでしょ。それに倒れた時にどこかぶつけたりしませんでしたか？」
『あ…頭を』
「やっぱりですか。凄い物音がしたのでどこかぶつけたんだと思ったのですが…そうですか、頭を」
『？』
「では、明日は大事を取って、あなたはホテルで休んでいてください」
『え！？……っ』
私は七海さんの言葉に驚き、勢い良く上体を起こすとズキッとぶつけた所が痛む。
俯くと布団の上に綺麗に畳まれていたであろうタオルが形を崩して、落ちていた。
多分、七海さんが用意してくれたものだろ。
掴むとまだ、濡れている事から何度か、変えてくれた事が分かる。
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森 - 面白かったです‼続きならいくらでも待ちます‼ (2022年2月19日 5時) (
レス) @page18 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - もったいないです！面白いんで続きお願いしたいです！！ (2021年3月20日 22時) (レス) id: 582368be36 (このIDを非表示/違反報告)
MARU(プロフ) - きゅん (2021年2月21日 14時) (レス) id: bd5ad6c911 (このIDを非表示/違反報告)
rinka(プロフ) - 少し思ったんですが…七海建人の建が健になってると思うんです。だから検索しても出てこなくて…訂正してはどうでしょうか？ (2021年2月1日 21時) (レス) id: 6b7fb8da4b (このIDを非表示/違反報告)
rinka(プロフ) - めちゃくちゃいい！！大好きです！！更新頑張って下さい！！ (2021年1月28日 16時) (レス) id: 6b7fb8da4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆか | 作成日時：2021年1月17日 0時
