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「＿＿＿！」
意識を失っていた私に誰かが声をかけていた事に気づき、目を覚ます。
瞼を開くと銀行にいたイギリス人の彼で心配そうに私を見ていた。
「気がついた？」
『あなたは……っ！』
身体を起こすと頭に痛みが走る。
「あー…多分、上から落ちてきた天井の瓦礫(がれき)で頭を撃ったみたいだ」
『っ…みたいですね。あっ、二フラーは！？』
私は二フラーの事を思い出し、彼のコートを掴む。
「えっ、二フラーって…」
『さっきまで私の肩に』
見渡すが二フラーの姿はなかった。
「多分、君が気を失っている間にまた、逃げ出したんだと思う」
『そうですか。でも、逃げたったことはケガしてないってことですからいい事ですよね』
「恐らく」
『良かった。あ、あと、コワルスキーさんが動物に噛まれちゃったんです！』
私はコワルスキーさんが倒れている方に彼を連れていく。
彼は首筋にある噛み跡に触るとコワルスキーさんは無意識に払いのけようと何回も空振る。
「とりあえず、大丈夫みたい」
『よかった…』
「それが申し訳ないけど……君とそこにいる人をオブリビエイトしなくちゃいけないんだ」
彼は服から魔法の杖を持つと私に向ける。
『え…？あの、待ってください。オブリビエイトって？』
「え…あぁ、オブリビエイトは消すって事」
『消す？』
「そう。マグルが魔法族と関わったら、その記憶を消さなきゃいけない。だから、こっちが巻き込んだ事は謝るけど、記憶を消させてもらう。じゃないと僕も下にいるMACUSAの人に怒られるから」
『(記憶を消すってそんな…！)』
彼はマグルとかMACUSAとか聞いた事ない言葉を話すとまた、構え直す。
そんな彼を今度、杖を掴み、ストップをかける。
『ちょ、ちょっと待ってください！』
「っ……今度は何？」
『記憶を消すのは好きにしていいです！でも、二フラーが取ってた私のペンダント返してからにしてください！』
「ペンダント？」
『亡くなった、おばあちゃんに貰った唯一の宝物なんです。それを二フラーに取られたままなんです』
「で、でも……」
彼はなんだか急いでいるようでソワソワしながら、チラッと部屋の入口の方を気にする。
『あなたが悪いとは言いませんが私にはあなたに頼むしか、方法がないんです』
「……」
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花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年11月25日 13時) (
レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ありがとうございます！リクエストいいですか？ニュートの学生時代のお話読みたいです！ (2019年1月11日 18時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 始まして！コメントありがとうございます。そう言っていただけて、嬉しいです。ニュートカッコイイです！今度、短編も書こうと思うので読み＆リクエストがありましたらお待ちしてます。 (2019年1月10日 11時) (レス) id: ecdf1570b5 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！小説凄く大好きです！ニュート大好き格好いいですよね！更新いつも楽しみにしてます！体調には気を付けて下さい！！ (2019年1月9日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆか | 作成日時：2019年1月6日 1時
