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金庫の前に着くと私を降ろし、囁きながらさっきの卵を持っていたトランクに大切そうに中にいらる。
「入ってて、ほら……」
「おーい」
「いい子だから、みんなじっときてね。おい、ドゥーガルダメだってば」
コワルスキーさんも階段降りてきたようで「あんたは」と私に気づき廊下を歩いてきた。
『あ、あの…』
「ん？あぁ、なにか？」
『なにかって…さっきの動物といい、その卵といい、あなたは何者なんですか？』
「いや……、巻き込んでしまったことはすいません。ですがその君達には……」
彼は金庫の方を見ると突然、言葉を言いかけて止める。
服からさっきの棒を出し、小さな声で「そうはさせないぞ」と呟き、金庫にその棒を向ける。
『金庫の鍵をかけようとしてるなら、無理ですよ。ここの銀行のセキュリティ一システムは一流でそう簡単には……』
「アロホモラ」
私の言葉を裏腹に金庫の鍵はいとも簡単に開いていく。
『え…』
「うそだろ…」
コワルスキーさんと2人でその光景に驚いていると知らぬ間にビングリーさんが曲がってきたのに気づく。
「お前ら、何をしている！！金を盗む気か？！」
ビングリーさんは非常ベルを押した。
「ペトリフィカス・トタルス」
慌てる私達をよそに彼は棒をビングリーさんに向けると固まりあおむけに倒れた。
『「ビングリーさん！？」』
「コワルスキー……トルターニ……」
固まったビングリーさんは微かな声で私とコワルスキーさんの名前を呼んだ。
金庫の方ではこちらの状況も気にせず、彼がさっきの動物を捕まえて逆さにし、ポケットのような所からお金や宝石がジャラジャラと出てきた。
「こら！ふざけるな」
お腹をくすぐる事でさらに出てきた。
その中に私の大切なペンダントが目に入り、『あ！』と声を上げると階段に足音が聞こえ、警報を聞きつけ、警備員が駆けつけてきた。
「まずい…！」
『警備員です！』
「違うだ…待って、撃つな…撃つな！！」
警備員が私たちに銃口を向けるとコワルスキーさん、は両手を上げ、叫ぶ。
私も人生の終わりを思い、目を瞑るとまた、さっきの浮遊感に襲われた。
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花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年11月25日 13時) (
レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ありがとうございます！リクエストいいですか？ニュートの学生時代のお話読みたいです！ (2019年1月11日 18時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 始まして！コメントありがとうございます。そう言っていただけて、嬉しいです。ニュートカッコイイです！今度、短編も書こうと思うので読み＆リクエストがありましたらお待ちしてます。 (2019年1月10日 11時) (レス) id: ecdf1570b5 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！小説凄く大好きです！ニュート大好き格好いいですよね！更新いつも楽しみにしてます！体調には気を付けて下さい！！ (2019年1月9日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆか | 作成日時：2019年1月6日 1時
