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私はティナに追いつきとドアノブに手をかけ、開ける。
中の二人はさっきと変わらず、スキャマンダーさんは背を向け、コワルスキーさんは本を読んでいた。
コワルスキーさんは私達に気づき、本から視線を私達に移す。
私は今だに動かないティナの背中を軽く押す。
「あの……温かい飲み物、いかが？」
ティナは慎重にコワルスキーさんにココアを渡し、無反応のスキャマンダーさんにはサイドテーブルにココアを置く。
「なぁ、スキャマンダーさん。ココアだよ」
それでもスキャマンダーさんはそっぽを向いたまま、動かなかった。
ティナはそんなスキャマンダーさんにイライラして「トイレは廊下の右よ」と言い残し、部屋を出ていった。
するとティナが出ていくや否や、ベッドから飛び起き、床に置いてあるトランクを開け、トランクの中に入っていく。
「わあぉ！」
『え！？』
私とコワルスキーさんは驚き、小さく声を上げる。
トランクからはスキャマンダーさんの手が出てきて、手招きをしてくる。
だけど、コワルスキーさんは今の状態に困惑していて、スキャマンダーさんに気づいいなかった。
スキャマンダーさんは急がすように再度、手を出す。
「来て！」
私は恐る恐るトランクに近づき、中にはいると足の感触でそこに足場がある事が分かった。
前に進むと急に足場が無くなり、そのままトランクの中に落ちていった。
『きゃっ！』
下では先に入っていたスキャマンダーさんが落ちる私を優しく抱きとめてくれた。
「大丈夫？」
『あ、ありがとうございます』
私はスキャマンダーさんを見上げる。
『……っ！』
思いのほか、スキャマンダーさんと顔が近かく、彼の息遣いが伝わって来るのが分かると私は一気に顔が熱くなるのが分かった。
「ん？ゆか、なんか少し、顔が赤い気が……っ！もしかして、熱でもあるんじゃ！」
スキャマンダーさんは私の顔が赤いのとに気づくと熱を計ろうと自分のおでこと私のおでこをくっつけようとして来た為、私は全力で止める。
『……っ！な、ない。ないから大丈夫です！』
「本当に？」
『本当です！ってか、この部屋は？』
辺りを見回すとそこは小さい木の小屋で、簡単に作られたベッドや見た事の無い薬草、壁にはメモや地図、見た事ない生き物の写真が飾られていた。
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花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年11月25日 13時) (
レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ありがとうございます！リクエストいいですか？ニュートの学生時代のお話読みたいです！ (2019年1月11日 18時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 始まして！コメントありがとうございます。そう言っていただけて、嬉しいです。ニュートカッコイイです！今度、短編も書こうと思うので読み＆リクエストがありましたらお待ちしてます。 (2019年1月10日 11時) (レス) id: ecdf1570b5 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！小説凄く大好きです！ニュート大好き格好いいですよね！更新いつも楽しみにしてます！体調には気を付けて下さい！！ (2019年1月9日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆか | 作成日時：2019年1月6日 1時
