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テーブルの上の料理はほぼなく、中央のシュトルーデルが少し残っていた。
食事をしたコワルスキーさんは体調を少しだけ、回復した様子で顔色が良くなっていた。
テーブルでは会話が弾んでいた。
話していると言ってもクイニーさんがコワルスキーさんの心を読み、それに受け答えをして会話をしていたのだ。
「大した仕事はしてないわ。コーヒー入れたりトレイを直したり……魔法でね。……ティナはキャリアガールよ」
「私達、親はいないの。子供の頃にドラゴン疱瘡で死んじゃった」
「まぁ……優しいのね。でも、一人じゃないから」
「心を読むの、やめてくれないかな？あ、誤解しないで……イヤじゃない」
クイニーさんの表情が曇るとコワルスキーさんは誤解を解く為、急いで訂正した。
そんな出来事でも二人は嬉しそうにクスクス笑い合う。
だけど、二人の会話が弾む度にティナがよく思っていない事に私とスキャマンダーさんは気づき、下を向くしかなかった。
クイニーさんはティナの心を読んだのか、流し目で彼女を見ると心なしか表情が暗くなる。
「誘惑してないわ」
「深入りするなって思っただけよ。どうせ、オブリビエイトする人達だから」
ティナは私とコワルスキーさんを向いて「悪く思わないで」と肩落とす。
するとまた、コワルスキーさんの顔が見る見るうちに顔色が悪くなり、汗をかき始めた。
「あら、大丈夫？具合悪そう」
クイニーさんが心配する中、スキャマンダーさんはさっと立ち、椅子の後ろに回ると私の手首を掴む。
『え…？』
「僕達は早めに休ませて貰うよ」
「……」
「君だって明日、早いだろ。二フラーを探しに行かなきゃ」
「二フラーってなに？」
ティナはクイニーさんの質問に困った顔する。
「………聞かないで。寝床はこっちよ。あ、それとゆかには申し訳ないけど、ノーマジに見せられない書類とか資料があるからスキャマンダーさん達と同じ部屋でお願い」
『わかった』
「ありがとう」
寝床になる寝室に通されるとベッドが3つと魔法関わる本が入った本棚、テーブルとソファーと言ったシンプルな部屋だった。
「好きに使ってくれていいわ。あと、その服のままだと寝にくいでしょうから私が昔着てたパジャマだけど、使って」
『何から何までありがとう』
「気にしないで。じゃぁ、おやすみなさい」
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花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年11月25日 13時) (
レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ありがとうございます！リクエストいいですか？ニュートの学生時代のお話読みたいです！ (2019年1月11日 18時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 始まして！コメントありがとうございます。そう言っていただけて、嬉しいです。ニュートカッコイイです！今度、短編も書こうと思うので読み＆リクエストがありましたらお待ちしてます。 (2019年1月10日 11時) (レス) id: ecdf1570b5 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！小説凄く大好きです！ニュート大好き格好いいですよね！更新いつも楽しみにしてます！体調には気を付けて下さい！！ (2019年1月9日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆか | 作成日時：2019年1月6日 1時
