�� ページ18
樹side
俺の人生はパッとしなくて平凡だった
だからこそこの出会いが衝撃的だったのかもしれない
夜の東京の人混みに紛れ、道行く人の例にもれず俺は面白くもないスマホをいじりながら歩いていた
ドンッ！
誰かとぶつかったようだ
樹「あ、すみませ…え…」
俺がぶつかった人はその場で転んでしまっていた
樹「大丈夫ですか?!」
北「すみません。大したことないです」
樹「っ血出てますよ！」
その人の手のひらは擦りむけて血が出でいた
北「え、そうなんですか？」
その人のの顔がこちらを向く
美しいただただそう思った
目はあわない
その瞳には何も映ってないようだった
北「あの、ここら辺に棒落ちてませんか？」
声をかけられて我にかえる
樹「あ、これですね」
少し先に落ちていた白杖を拾う
このまま彼に渡そうと思ったが彼の手は血まみれだ
樹「本当にすみませんでした
あの、そのまま握ってしまうと血が着いて しまうんでそこのコンビニで手洗いませんか？」
北「でも白杖がないと歩けません…」
樹「もちろん腕貸しますよ」
彼の両腕をつかみ立たせる
その後は手首を掴んでゆっくりコンビニまで歩く
コンビニのトイレまで行き、水を出す
樹「ここ水です」
そういい彼の手を水に近づける
北「イダっ」
樹「すみません…」
こんな美しい人を傷つけてしまった罪悪感が俺を襲う
手を洗い終わり俺のハンカチで手を拭く
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さな - 楽しく読ませていただいてます！不釣り合いででてくる高地ときょも、北斗の出会いの話も読みたいです！あと、皆んなでおでかけとかも。もしよろしければお願いします！これからも楽しみにしています⭐︎ (2023年3月26日 1時) (
レス) id: d6acd6ac8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コトコト x他1人 | 作成日時：2021年3月9日 23時
