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正「...」
俺は声が出なかった
なんか言わなあかん
言わなあかんのに
声が出なかった
末「何?なんか言ったん??」
末澤くんがそいつに詰め寄る
「いや、...あの...」
「正門くんお兄さんって本当に目覚めるの?もう目覚めないんやない??」
先輩らしき人がニヤニヤしながら俺の顔を見る
正「...」
悔しい
目覚めるよ
って、声が出ない自分が悔しい
末「何いってんの?目覚めるに決まってるやん。勝手なこと言うな」
悔しくて下を向いてたら
末澤くんが俺の言いたかったことを言ってくれた
「え、知ってんの?こいつのお兄さん。ボコボコにされてたんだぜ??」
末「え、だから?」
「だからって..」
末「そんなん本人と家族しかわからんやん。ってか、そんな話する方が頭イカれてんじゃない?」
「お前、先輩に向かって何言ってんの?」
末澤くんに近づく
末「先輩でした??すみません。すごく後輩かと思ってました〜」
リ「俺も思ったわ」
末澤くんとリチャくんが笑う
「...はあ?お前ら調子乗んなよ」
先輩が末澤くんの胸ぐらを掴む
あかん、俺のせいで末澤くんが...
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作者名:もっちー | 作成日時:2022年3月8日 10時