36 ページ36
向「正門..？？どないしたん？ぼーっとして」
向井さんが俺の顔におーいと手を振っている
正「あ、ちょっとぼーっとしてました」
向「なんやそれ(笑)」
西「あ！！室さん、ちょっとあれ取りに行きませんか？？」
室「あれ？あれって何？？」
西「え、あれ見えないですか？じゃあ、一緒に見に行きましょう！」
半ば無理やり大吾が室さんとどっか行く
行くとき俺にウインクをしていった
それはつまり
話せってことやんな..
向「西畑、何食べたかったんやろ..」
正「さぁー..大吾はたまに分からないので..」
俺は緊張で顔が引きつってる
向「...正門。
.
お兄ちゃん元気か？」
少しの無言のあと向井さんから兄の話をしてくれるなんて..
正「元気です..」
向「そっか。良かった..」
また沈黙..
気まずい..
でも、話さな
正「あ.」
向「俺な、正門のお兄ちゃんと仲ええねん。俺の唯一の友達やったからさ」
俺が話す前に向井さんが口を開いた
向「やけど、俺さ当時..ま、今もか(笑)。ヤンキーやったから学校で一人浮いてたんよ。その時に正門のお兄ちゃんと会ってん。あいつええ奴や..めっちゃ楽しかった...」
向「やけど、俺のせいで正門のお兄ちゃんをひどい目に合わせてもうた..もちろん家族にも辛い思いをさせてもうた..遅くなりすぎたけど言わせてほしい..」
正「待ってください」
向井さんは謝ろうとしてる
違う
俺は謝ってほしいんちゃう
俺はお礼を言いたいんや
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もっちー | 作成日時：2022年3月8日 10時
